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管理栄養士「今日からやめて」→実は『里芋』を劣化させている…意外とやりがちな“NG保存法”とは?

  • 2025.10.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

里芋はほっくりとした食感と優しい甘みが魅力で、和食の煮物や味噌汁など幅広い料理に使われる定番食材です。しかし、意外なことに、管理栄養士が「今日からやめてほしい」と話すほど、里芋の味や鮮度を落とす保存方法があるそうです。あなたも知らず知らずのうちにやってしまっているかもしれません。この記事では、よくある里芋の誤った保存法とその理由、正しい保存ポイントを分かりやすく解説します。

里芋に隠された栄養の秘密

里芋は見た目からは想像しづらいかもしれませんが、実はいろいろな栄養を含む健康的な食材です。まず注目したいのは、カリウムというミネラルです。カリウムは体内の塩分バランスを整える役割があるとされており、日常の食生活で不足しやすいミネラルのひとつ。

また、里芋には食物繊維も多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きが注目されているほか、血糖値の急激な上昇を抑える可能性も示唆されています。

さらにビタミン類も豊富です。特にビタミンB群の一部やビタミンCが含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝のサポートや抗酸化作用があると言われています。

実はやりがち!里芋を劣化させるNGな保存法

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

まずはよく聞く、里芋を劣化させてしまう保存法をご紹介します。どれも日常的にやってしまいがちなことなので、思い当たるものがあれば今日から控えてみてください。

1、冷えすぎる場所で保管する

里芋は温度が低すぎると、低温障害を起こしてしまったり、温度が高すぎると傷みが進んでしまいます。そのため、10〜20℃くらいで直射日光の当たらない「冷暗所」で保存すると長持ちします。日光が当たる場所は温度変化で傷みや乾燥が進むため避けましょう。

2、袋に入ったまま保存する

買ってきたままの袋では湿気がこもりやすく日持ちしにくいため、購入後は袋から出して1個ずつキッチンペーパーで包むとカビ防止になり安心です。

里芋は乾燥と湿気に弱いため、キッチンペーパーに包み紙袋に入れて、風通しの良い涼しい場所で保存しましょう。 

保存法を改善しても、里芋は時間とともに劣化していくため、買ったら早めに使うのがおすすめです。また、里芋は冷凍保存も可能ですが、茹でてから冷凍するのがポイント。

おいしく食べるために知っておきたい保存方法

里芋は他の芋類に比べてデリケートなため、保存方法にちょっとした工夫が必要です。冷えすぎる場所に置くだけで品質が急激に落ちることもあります。直射日光の当たらない冷暗所などでの保存がベスト。また袋に入った状態だと傷んでしまう可能性があるため、一工夫してから保存しましょう。

さまざまな料理に使われる里芋。ぜひ美味しさを損なわずに楽しんでくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。