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管理栄養士「1日1個以上は避けて」→実は食べ過ぎに注意が必要な『低カロリーな食べ物』とは?

  • 2025.10.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ダイエットや健康を気にしていると、「低カロリー食品」を積極的に選ぶ方も多いでしょう。一般的に低カロリー食品は気兼ねなく食べられそうですが、管理栄養士からは「1日1個以上は避けたほうがいい」と注意される食べ物が存在します。

今回は、そんな意外な盲点を、管理栄養士の監修の下、詳しく解説していきます。

管理栄養士も指摘する「低カロリー食品」の落とし穴とは?

低カロリー食品は名前の通り、1個や1食あたりのカロリーが少ないことが特徴で、ダイエット中の間食や置き換え食として人気です。しかし、カロリーが低いからといって“無制限に食べていい”というわけではありません。

例えば、低カロリーのスナックやゼリー、フルーツなどは、食物繊維やビタミンが豊富なものがあります。ところが、それらを過剰に摂ると、体内での栄養バランスが崩れたり、体調不良の原因になる可能性があると指摘されています。また、甘味料や添加物が含まれている場合も多く、これが長期的に続くことで体に影響をうけるケースも考えられます。

さらに、低カロリー食品は満腹感が低いものもあり、つい量を多く食べてしまい、かえって摂取カロリーが増えてしまうケースもあります。食べ過ぎることで胃腸の負担が増し、消化不良や体調の乱れにつながる可能性もあるため注意が必要です。

1日1個以上は避けたい食べ物…『もずく酢』だった

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

食べ過ぎに注意が必要な低カロリーな食材。それは『もずく酢』です。もずく酢の食べ過ぎ注意の理由のひとつには「ナトリウム(塩分)」の過剰摂取が挙げられます。市販のもずく酢には塩分が含まれているため、1日に何個も食べることで塩分が多くなりがちです。食塩の過剰摂取は血圧上昇や心血管の負担につながるリスクが指摘されており、健康面からも注意が必要です。

また、もずくに含まれるフコイダンには血をサラサラにする働きがあるといわれていますが、これも摂りすぎればかえって体調に影響する可能性を否定できません。特にサプリなどでフコダインを大量に摂取する場合は、薬との飲み合わせに注意が必要です。医師や管理栄養士にご相談ください。

また、もずく酢には食物繊維も豊富ですが、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまう場合もあります。そのため、1日1個程度に留め、バランスよく取り入れることがよいでしょう。

知って賢く取り入れる!低カロリー食材の取り入れ方

もずく酢は健康を意識する人にとって魅力的な食品のひとつですが、食べ過ぎにはいくつかの注意点も存在します。塩分やフコイダン、食物繊維の過剰摂取が懸念されるからです。一方で、適量ならば食事を楽しくしつつ栄養的にもプラスに働く可能性があります。

もずく酢の良さを活かすには「食べ過ぎない」「全体の食事バランスを考える」という基本が大切です。健康を意識して毎日の食卓に取り入れる際は、ここを意識しながら上手に付き合っていきましょう。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。