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『酵素』が不足するとどうなるの?→管理栄養士が教える“体への影響”を徹底解説

  • 2025.10.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

私たちの体の中で知らず知らず大活躍している「酵素」。なんとなく聞いたことはあっても、実際に酵素が不足するとどうなるのか、そしてどんなメリットがあるのか気になりませんか?

酵素は、体内でのさまざまな働きをサポートする大切な存在。もし足りなくなると、どんな変化が起きるのか、健康にどう影響するのか…そんな疑問に管理栄養士の目線からしっかりお答えしていきます。健康維持のために知っておくと役立つ酵素のヒミツ、さあ一緒に探ってみましょう!

酵素が不足すると体はこんなサインを出す!知っておきたい健康リスクとは?

酵素とは、食べたものを消化したり、エネルギーを作り出したり、細胞の修復を助けたりと、まさに体のあらゆる工程を支える“働き者”。私たちが健康的な毎日を送る上で、酵素は欠かせません。では、酵素が不足した場合、どんな影響があるのでしょうか?

まず代表的なのが「消化不良」。酵素が足りないと食べ物をちゃんと分解できず、胃もたれやお腹の張り、場合によっては便秘や下痢になることもあります。また、代謝が落ちるため、疲れやすくなったり、肌の調子が悪くなったりと美容面にもマイナスの影響が。酵素不足は体内の老廃物をうまく排出しにくくし、免疫力の低下にもつながりかねません。

加えて、酵素は活性酸素から体を守る抗酸化作用とも深い関係があります。酵素不足になると、この防御力が弱まるため、体のさびつき(酸化)が進みやすくなり、老化や生活習慣病のリスクを高めてしまうんです。つまり、酵素は元気な体を保つための重要なカギ。忙しい日々でストレスがかかる現代人こそ、特に注意したいポイントと言えます。

酵素を効果的に摂るコツと嬉しいメリット

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

 

人間の体内で働く「酵素」を増やすには、材料となる様々な種類のアミノ酸を含むタンパク質やビタミン・ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。

野菜や果物、発酵食品に含まれるタンパク質やビタミン・ミネラルは、体内で働く酵素を作ったり、酵素の働きを助けたりするために必要ですが、食品に含まれている酵素がそのまま体内で働くことはあまり期待できません。そのため、よく噛むことで唾液中の消化酵素がしっかり働き、消化の負担が減ります。反対に、加工食品や消化の悪いものを多く食べていると酵素を消費しやすいので注意が必要。さらに、規則正しい生活や適度な運動も酵素活性を高める効果があります。

こうしたケアを続けると、消化がスムーズになって体調が安定するだけでなく、代謝アップや疲れにくい体づくりにもつながります。さらに、美肌効果や免疫力の向上といった美容・健康面のメリットも期待できるため、日々の生活の質が向上するでしょう。

酵素不足を防いで、健康的な生活を手に入れよう

酵素は体の健康に欠かせない大切な存在で、不足すると消化不良や疲れ、免疫力低下などさまざまな不調を引き起こします。しかし、野菜や発酵食品を取り入れたり、生活習慣を見直したりすることで効果的に酵素を補い、活発な体づくりが可能です。

酵素による健康サポートは、毎日の快適さや美しさを支える強い味方。ぜひ今日から少しずつ取り入れ、元気な毎日を楽しんでくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。