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意外と読めない?【漢字クイズ】「雉」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.10.31

漢字には様々な部首が存在しますが、その中でも「隹(ふるとり)」は鳥に関する意味を持つものとして用いられています。

例えば「雀(すずめ)」や「隼(はやぶさ)」などがありますが、今回はそんな「隹」を使った漢字の中から「雉」をご紹介します。どんな鳥かイメージしながら、読み方も確認していきましょう!

問題

「雉」はなんと読む?
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「桃太郎」に出てくる鳥

「雉」の正しい読み方は「きじ」です。

昔は「きぎし」「きぎす」と呼ばれていたこともあったそうで、その名残で「雉子」と書くこともあります。

「桃太郎」にも出てくる、日本人の私たちにとっては馴染みの深い鳥ですよね。疎林や草原に住むキジ科の野鳥で、雄は長く美麗な尾羽を持ち、ケンケーンと高い声で鳴きます。

「雉」の鳴き声

「雉」が関係することわざや慣用句があることを知っていますか?

例えば「雉がその甲高い鳴き声によって狩人に居場所を知られ、撃たれる」ということから、「余計なことを言ったばかりに災いを招くことのたとえ」として「雉も鳴かずば打たれまい」ということわざがあります。また、「雉の鳴き声が無愛想に聞こえる」ことから、「冷淡で、とりつくしまもないさま」を表す「けんもほろろ」という慣用句もあります。「けん」も「ほろろ」も雉の鳴き声なのだそうです。

こう見ると、雉の鳴き声は様々な表現に活用されていますよね。それほどまでに特徴的な鳴き声、ぜひ一度聞いてみたいですよね。


参考文献:明鏡国語辞典

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!