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管理栄養士「今日からやめて」→実は『かぶ』を劣化させている…意外とやりがちな“NG保存法”とは?

  • 2025.10.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

秋から冬にかけて旬を迎える「かぶ」。やわらかく甘みのある味わいで、漬物や煮物、サラダにも使いやすい食材ですよね。でも、せっかく買ったかぶがすぐにしなびたり、変色したりしてガッカリした経験はありませんか?実は、私たちが何気なくやってしまいがちな“保存法”が、劣化を早めてしまっている可能性があるんです。

この記事では、管理栄養士が推奨する正しいかぶの保存方法と、やってはいけないNGな保存法について詳しく解説していきます。

かぶを劣化させる理由とは?知られざるNG保存法の実態

まず、かぶは水分を多く含む根菜です。そのため、保存環境や方法によってはすぐに鮮度が落ちてしまいやすい特徴があります。意外にありがちな間違いのひとつが、「葉がついたまま保存」してしまうこと。また、根菜だからといって「常温で保管」してしまうことも鮮度を落としてしまうことにつながります。かぶの葉は根の水分や栄養を奪いやすく、放置しておくとかぶ本体がしおれてしまうことがよくあります。

また、かぶは常温よりも0度に近い環境での保存が好ましいため、購入後は冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いでしょう。

では、実際にどんな保存法が最適なのか、次の章で詳しく見ていきましょう。

劣化を防ぐかぶの保存法とは?管理栄養士が教えるポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

かぶをおいしく長持ちさせるポイントは、「葉と根を分ける」「水気を取る」「適切な温度と湿度で保存する」ことです。

まず、買ってきたかぶはすぐに葉を切り落としましょう。葉は別で保存して、できれば2~3日以内に使い切るのがおすすめです。葉がついたままだと水分や栄養が奪われ、しおれやすくなってしまいます。

葉を切り落としたかぶは、水で湿らせた新聞紙かペーパータオルで包み、ポリ袋やジップ付きの袋などにいれて、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。

実は、かぶの葉は栄養豊富で、ビタミンAやビタミンCの他、カルシウムや鉄分、葉酸を含んでおり、かぶの白い部分よりも栄養素が多く含まれているんです!管理栄養士としては、葉の部分も捨てずに料理して食べることをおすすめします!保存の際には、湿らせた新聞紙やペーパータオルで包み、ポリ袋に入れ、立てた状態で野菜室で保存します。

ちょっとした工夫でかぶを長持ちさせよう

かぶは水分の多い根菜ゆえに、保存方法が鮮度や品質に大きく影響します。葉を速やかに切り分けること、冷蔵庫の野菜室で保存することがポイント。逆に、葉をつけたまま常温で置いたり、濡れたまま密閉保存するのは控えたほうが無難でしょう。

今が旬を迎えるかぶ。ぜひ正しい保存法を試してみてくださいね。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。