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「人生で1番好き」「こんな面白いドラマあったのか」“熱狂的ファン”を生み出したワケ…“劇場版まで公開された”至高の一作

  • 2025.10.31

ドラマには、観終わったばかりなのに、またすぐに「あの感動を味わいたい」「あの登場人物たちに会いたい」と思わせる、心に深く刻まれる作品があります。その魅力は時を経ても色褪せず、観るたびに視聴者に新たな発見を与えます。今回は、そんな“何度も観たい名作ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2016年放送のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“何度も観たい名作ドラマ”『ゆとりですがなにか』

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女優の吉岡里帆(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)
  • 放送期間:2016年4月17日~6月19日

あらすじ

食品会社みんみんホールディングスに勤める坂間正和(岡田将生)は、“ゆとり第一世代”と呼ばれる29歳です。マイペースな彼は、自分以上にマイペースで理解不能な後輩・山岸ひろむ(仲野太賀)の扱いに日々振り回されています。さらに、成績不振を理由に本社勤務から居酒屋チェーン『鳥の民』への出向を命じられ、ストレスは溜まる一方でした。

『鳥の民』高円寺店で店長として働き始めた正和ですが、慣れない仕事で失敗ばかり。年上のバイトからは突き放され、同期でエリアマネージャーの宮下茜(安藤サクラ)からも厳しく叱責されます。

そんなある日、正和は“レンタルおじさん”の麻生厳(吉田鋼太郎)を介して、同い年の小学校教師・山路一豊(松坂桃李)と出会います。仕事でさんざんな目に遭った夜に2人は飲みに行き、「ゆとり」と揶揄され板挟みになっている悩みを打ち明け意気投合します。そこへ、強烈な雰囲気の客引き・道上まりぶ(柳楽優弥)が現れ―。

「人生で1番好き」熱狂的ファンを生み出したワケ

「人生で1番好き」と称される宮藤官九郎さんが脚本を手掛けたドラマ『ゆとりですがなにか』。本作は、「ゆとり世代」と括られた若者たちの奮闘を描き、熱狂的なファンを生みました。その理由のひとつに、岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんが演じる3人の絶妙な掛け合いと、宮藤さんならではのユーモアあふれるセリフがあります。SNSでは、「1分に1度は笑える」「こんな面白いドラマあったのか」と絶賛する人が続出。

そんな本作、放送終了後もファンの熱は冷めず、SNSでは「一生続いてほしい」「続編待ってます」「何年後でもいいから続編希望!」といった、熱烈なラブコールが長年寄せられ続けていたようです。そんなファンの熱い想いに応えるように、2023年に映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』が公開。また、仲野太賀さん演じる作中屈指の人気キャラクター山岸ひろむのスピンオフ作品も制作されており、多くのファンを魅了した作品となりました。

豪華メンバーの中で輝く吉岡里帆の魅力と演技力に視聴者「このドラマで好きになった」

岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんの実力派俳優3人に加え、仲野太賀さんや安藤サクラさん、吉田鋼太郎さんといった豪華メンバーが脇役を務めたことでも話題を呼んだドラマ『ゆとりですがなにか』。そのなかに、当時若手として知名度を上げつつあった吉岡里帆さんの姿がありました。

SNSでは「演技上手で透明感もあって最高」「演技力凄い」「このドラマで好きになった」といった絶賛の声が相次ぎ、本作が吉岡さんのブレイクの大きなきっかけとなったことを裏付けています。

ドラマ『ゆとりですがなにか』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“笑って泣けるゆとり世代のリアルな奮闘記”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です