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「NHKの最高ドラマ」「間違いなく名作」“驚異の完成度”に視聴者感激…「かなり攻めてる」“NHKの本気度”が滲む意欲作

  • 2025.10.31

多くの視聴者の心を掴んで離さず、熱狂的な支持を集める作品たち。観る者に深い感動と忘れられない体験をもたらす、特別な力を持っています。今回は、そんな"ファンの心を掴んだNHKドラマ"5選をセレクト。本記事では第5弾として、2022年放送のドラマ『あなたのブツが、ここに』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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フジTV月9ドラマの制作発表に出席した仁村紗和(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『あなたのブツが、ここに』(NHK総合)
  • 放送期間:2022年8月22日〜9月29日

2020年10月、コロナ禍の大阪。29歳のシングルマザー・山崎亜子(仁村紗和)は、機転とハイテンショントークを武器にキャバクラで働きながら、10歳の娘・咲妃(毎田暖乃)と二人で暮らしていました。しかし、度重なる緊急事態宣言により水商売の女性たちは路頭に迷い始めます。失職の危機に直面した亜子は、生きるために宅配運送会社「マルカ運輸」の宅配ドライバーとして働き始めることを決意。慣れない仕事、職場でのパワハラやセクハラ、娘との関係など、さまざまな困難が次々と襲いかかります。それでも亜子は、持ち前の明るさとたくましさで、前を向いて自分の人生を肯定できるようになっていきます。

コロナ禍を生きる人々の真実を描く

本作の最大の特徴は、コロナ禍という時代の空気を真正面から捉えた点にあります。脚本を手がけた櫻井剛さんは、緊急事態宣言の影響で生活が激変した人々の姿を、丁寧にリアルに描き出しました。演出は盆子原誠さん、梛川善郎さん、佐原裕貴さんが担当し、制作統括は櫻井壮一さんが務めています。

主演のNHKドラマ初主演となった仁村紗和さんは、キャバ嬢から宅配ドライバーに転身するシングルマザー・山崎亜子役を熱演。佐野晶哉さん(Aぇ! group)は、亜子の同僚で明るく素直な青年・峯田健太役を演じ、毎田暖乃さんは亜子の娘・咲妃役で親子の絆を描きました。

さらに、岡部たかしさん、津田健次郎さん、ゆうちゃみさん、キムラ緑子さんといった実力派俳優陣が脇を固め、物語に深みを与えています。特に津田健次郎さん演じる先輩ドライバー・武田は、厳しくも温かい存在として視聴者の印象に残りました。

宅配業界という、コロナ禍で需要が急増した現場の実態を克明に描いた点も、本作が評価された理由の一つです。時間との戦い、顧客対応の難しさ、体力的な負担など、宅配ドライバーが直面する現実が丁寧に描かれ、「宅配業界のヒロイン好評」と業界からも注目を集めました。

視聴者の心に深く刻まれた名作

放送当時からSNS上では大きな反響があり、多くの視聴者が感想を寄せました。ある視聴者は「NHKの最高ドラマ」「間違いなく名作」と絶賛。また、「最終回録画をまた観てまた号泣」と、何度も見返したくなる作品として愛され続けています。

さらに、「コロナの時代を象徴する名作だった」と、作品の質の高さとコロナ禍を記録する意義を評価する声も寄せられました。

全24回を通じて描かれたのは、時代の困難に立ち向かう人々の力強さです。亜子が直面する職場での人間関係、娘との葛藤、経済的な不安。そのすべてが、多くの人が経験した、あるいは目撃したリアルな光景でした。エンディングテーマにはウルフルズの「バカサバイバー」が使用され、前向きなメッセージが作品全体のトーンを支えています

まとめ

ドラマ『あなたのブツが、ここに』は、コロナ禍という特殊な時代を生きた人々の姿を、真摯に、そして温かく描き出した作品です。NHKドラマ初主演となった仁村紗和さんをはじめとする実力派キャスト陣の熱演、櫻井剛さんによる心に響く脚本、そして丁寧な演出が相まって、忘れられない名作となりました。

宅配ドライバーという職業を通じて、感情労働の大変さや、誰かのために働くことの尊さを伝えた本作。「かなり攻めてる」「リアリティがある」「セリフが心にしみる」と多くの視聴者から高い評価を得ており、放送終了後も語り継がれる作品となっています。困難な時代を懸命に生きた人々への応援歌として、そしてコロナ禍という時代の記録として、この作品は長く視聴者の心に残り続けることでしょう。まさに「ファンの心を掴んだNHKドラマ」の代表作と言えます。


※記事は執筆時点の情報です