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「お蔵入りかな…」「一生観れないの?」“視聴困難な幻エピソード”に嘆く声も…だけど「ほんと最高」語り継がれる大絶賛ドラマ

  • 2025.11.6

多くのファンに愛される名作漫画の実写化は、大きな期待と共に、時として不安の声も上がるのが宿命です。キャラクターの再現度や世界観の表現など、多くの困難を乗り越え、原作ファンをも唸らせるほどのクオリティで成功した作品は、原作とはまた違う新たな感動と興奮を与えてくれます。今回は、そんな“名作漫画の実写作品”5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、1997年放送のドラマ『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“名作漫画の実写作品”ドラマ『サイコメトラーEIJI』

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映画『大いなる完』制作発表会見に出席した大塚寧々(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ系)
  • 放送期間:1997年1月11日~3月15日

あらすじ

原作:安童夕馬(樹林伸さん、作画:朝基まさしさんの同名漫画を原作に、日本テレビ系列で放送された実写化ドラマ。

高校生・明日真映児(松岡昌宏)は、物や人に直接触れることで、それらにまつわる過去の出来事や感情といった情報を断片的に感じ取る特異な能力・サイコメトリーを所有していました。真映児は、警視庁の刑事・志摩亮子(大塚寧々)の頼みで、女子中高生が次々と殺害される連続殺人事件の捜査に協力することに。型破りな刑事と特殊能力を持つ高校生という異色のコンビが、凶悪な連続殺人犯の真相解明に挑みます―。

ドラマ『サイコメトラーEIJI』の見どころ ※ネタバレあり

人気漫画を原作とするドラマ『サイコメトラーEIJI』は、ドラマオリジナルの大胆なアレンジが賛否両論を巻き起こしました。原作とは異なるキャラクター設定やストーリー展開も多く、原作ファンからは「原作ドラマ共に大好き」という声もあれば、「未だに認めてない」といった厳しい声も上がるなど、ドラマ独自の作風が大きな話題となっています。

一方で、ドラマ独自の世界観こそが、本作を今なお語り継がれている人気作へと押し上げた最大の要因です。サイコメトリーというファンタジーな設定のなかで演出される、ダークでスタイリッシュな90年代の空気感は、多くの視聴者を魅了しました。ファンからは「雰囲気大好き」「名作」「今観ても超面白い」「ほんと最高」と、時代を超えて高く評価され続けています。

そんな世界観を支えたのが、魅力的なキャスト陣の好演です。特に、主人公の相棒となる女性刑事・志摩亮子を演じた大塚寧々さんの存在感は高く評価されており、SNSで「美人でコミカルな演技も上手」という声が上がっています。もちろん、主演の松岡昌宏さんも圧巻の演技で、普段はお調子者だが事件と向き合う際にはシリアスな表情を見せる主人公・明日真映児を熱演し「演技が光ってる」と絶賛されました。また、同級生・田宮章吉役の井ノ原さんに対しても「いい演技してた」という声もあり、俳優陣の名演が作品の評価を確固たるものにしています。

少年犯罪をテーマとした幻エピソード

松岡昌宏さんが主演を務め、大ヒットを記録したドラマ『サイコメトラーEIJI』。しかし、人気とは裏腹に、本作にはファンの間で「二度と再放送できない「お蔵入りかな…」「一生観れないの?」と囁かれている幻のエピソードがあります。そのエピソードは『CASE3:ボクを殺さないで』で、過激な内容ゆえに地上波での再放送は絶望的とされ、事実上の“お蔵入り”状態となっているのです。

お蔵入りとなっている最大の理由に「兄の生霊に取り憑かれた小学生の弟が、バスの車内で同級生や教師を皆殺しにする」という、少年犯罪を過激かつショッキングに描いた点が考えられます。少年犯罪が社会問題化していた時代背景もあり、その挑戦的な描写が後の再放送やソフト化を困難にしている大きな要因と言われています。実際に、Huluでも「権利の都合」を理由に未配信となっており、DVD化もされず、VHSでしか世に出ていないという事実が、その“封印”ぶりを物語っています。

ドラマ『サイコメトラーEIJI』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“新感覚サイキックミステリー”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です