「お前にはいらない」デパコスを欲しがる妻を蔑む夫 → 誕生日間近、偶然見つけた"予約表"に妻が【絶望した】ワケ

主人公の美穂は、夫と小学生の和花娘と3人暮らし。何を聞いても我関せずな夫との間に会話はありません。

身勝手な夫の振る舞いに嫌気がさす美穂ですが、久しぶりに2人で食事をするのもいいかもと誘います。

山口カエさんの『妻にだけ優しくない夫』をご覧ください。

食事に行っても夫はスマホを見たり料理の文句を言ったり…“この人の食事って…こんなにつまらなかったけ？”と思う美穂。さらに、和花が巣立ったら、この状況が一生続くと思うと気が重くなります。

もうすぐ誕生日を迎える美穂。限定コスメを羨ましそうに眺めても、夫は「高い化粧品なんてお前にはいらないだろ」と突き放すだけ。

そんなある日、夫のスーツのポケットから、あのとき美穂が見ていたメイクパレットの領収書が出てきました。「なんだ…誕生日プレゼント用意してたんだ」と期待がふくらみ、思わず顔がほころぶ美穂。

ところが誕生日当日。夫は夕食の時間になっても帰らず、日付が変わる頃に酔いつぶれて帰宅。
そのとき夫のスマホに届いた通知を見ると、後輩がメイクパレットを手にした写真と感謝のメッセージ。あれは美穂のためではなく、会社の後輩へのプレゼントだったのです。「期待してバカみたい」と思ってしまう美穂なのでした。

祝われることもなく、言葉すらもらえなかった誕生日。密かに期待をしていた美穂の気持ちを考えると、胸が痛くなります。

イラスト:山口カエ

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