大人ならミスできない？！「4.8÷0.06」→正しく計算できる？

2025.10.11

小数を使った計算では、特に割り算になると小数点の位置で迷うことが多いかもしれません。

しかし、ちょっとした工夫を覚えておけば、落ち着いて正しく答えを出せるようになります。

今回は「小数の割り算」の問題を解いてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
4.8÷0.06

割る数に小数があるので、計算の工夫が必要になります。

解説

今回の問題の答えは「80」です。

では、どのように計算するのかを確認していきましょう。

小数の割り算では、次の性質を利用します。

割る数と割られる数に同じ数を掛けても、答えは変わらない

今回の計算では、割る数が「0.06」なので、これを整数に直すために100を掛けましょう。

割られる数は「4.8」なので、10を掛けると小数が消えますが、割る数と割られる数に「同じ数」を掛けなければいけません。

10を掛けても「0.06」の小数が消えないので、今回は100を掛けます。

4.8÷0.06
=(4.8×100)÷(0.06×100)
=480÷6
=80

したがって、答えは「80」となります。

小数同士の割り算ですが、計算結果は整数になりましたね。

まとめ

小数の割り算では、「割る数を整数に直す」という考え方がポイントになります。

小数点の位置に気をつけながら計算すれば、ミスを防ぐことができますね。

算数・数学の計算問題は、繰り返し練習することで自然と身につきます。ぜひ他の問題にも挑戦してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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