1. トップ
  2. “原作者が過去に取材した”俳優がハマり役に抜擢…!【新NHK夜ドラ】イメージ通りなキャスティングに“SNSで注目度高まる”

“原作者が過去に取材した”俳優がハマり役に抜擢…!【新NHK夜ドラ】イメージ通りなキャスティングに“SNSで注目度高まる”

  • 2025.10.24
undefined
岡山天音 (C)SANKEI

NHK夜ドラ『ひらやすみ』が11月3日よりスタートする。2025年秋ドラマの中でも、とびきり注目度の高いドラマだ。

『ひらやすみ』は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の真造圭伍によるマンガ。定職なし、恋人なしだが将来の不安もなくお気楽な自由人・ヒロトが主人公で、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえからタダで一戸建ての平屋を譲り受ける。それは“平屋モラトリアム”。山形から美大進学のために上京してきた18歳のいとこ・小林なつみと2人暮らしをスタートする、という物語だ。原作の持つ気ままなヒロトの生き方や、阿佐ヶ谷を中心とした町の風景が共感を生み、「輝け!ブロスコミックアワード 2021」大賞を受賞し、2024年にはイタリアのポップカルチャーの祭典「ルッカコミックス&ゲームズ2024」で最優秀連載コミック賞を受賞している。

岡山天音、森七菜、吉岡里帆といった豪華キャストと原作リスペクトが期待を膨らませる

主人公ヒロトを演じるのは、岡山天音。もともと原作マンガを愛読しており、原作者である真造が『ひらやすみ』を描き始める前、元俳優という経歴を持つヒロトのキャラクター造形の参考に岡山を取材していたということもあり、役に寄り添う柔らかな芝居とともに、演じるべくして演じるといった運命の役でもあるだろう。SNSでもファンからキャスティングがイメージとぴったりだという声が多く挙がっている。

ヒロトと平屋暮らしを始めることになる、なつみを演じるのは森七菜。彼女も原作ファンであり、生意気で愛らしいなつみをエネルギッシュに演じてくれる画がすでに見えてくる、そんな期待がある。ほかにもヒロトが偶然出会う不動産会社勤務の立花よもぎを吉岡里帆、劇中ナレーションを小林聡美という豪華キャストが名を連ねている。

人気マンガのドラマ化というと、その分ハードルは高くなっていくものだが、放送前からファンの期待値が高くなっているのは、キャストやスタッフ陣から伝わってくる原作へのリスペクトとそれに伴う気合い。驚くのは、今作で重要な舞台となる平屋を、セットではなく実在する家屋にて撮影したということ。阿佐ヶ谷を中心に何十軒も探し回り、そこには“人が住んでいた時間”が感じられるという、リアリティが詰まっている。

すでに第1話冒頭のシーンが公開されているが、平屋の前で記念撮影をする原作でもお馴染みのカットからは、ヒロトの優しげな雰囲気と気恥ずかしさが滲むなつみによる絶妙な間が生まれている。

日常系ドラマに定評のあるNHKドラマ

同じNHK夜ドラで、阿佐ヶ谷を舞台にした作品が2021年に放送されていた。それが、『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』。お笑いコンビ阿佐ヶ谷姉妹の何気ない日常を描いたホームドラマで、脚本は現在、連続テレビ小説『ばけばけ』を担当しているふじきみつ彦。橋田文化財団主催の「第30回橋田賞」を受賞するなど、高い評価を得た、愛されるドラマとなった。

今年4月に放送されていたドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』や広く見れば『ばけばけ』もそうだが、日常系ドラマに定評のあるNHKドラマ。『ひらやすみ』もまた、そんな風に多くの視聴者から愛されるドラマになる予感が今からしている。


参照:
岡山天音 NHK 連続ドラマ初主演!夜ドラ『ひらやすみ』主人公・ヒロト役に決定(2025年7月31日 公開)
映画ナタリー 「ひらやすみ」岡山天音の原作愛あふれる、森七菜は小学生時代の平屋暮らし告白(2025年10月1日 公開)

ライター:渡辺彰浩
1988年生まれ。福島県出身。リアルサウンド編集部を経て独立。荒木飛呂彦、藤井健太郎、乃木坂46など多岐にわたるインタビューを担当。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、ドラマ『岸辺露伴は動かない』展、『LIVE AZUMA』ではオフィシャルライターを務める。