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【韓国料理レシピ】夏の疲れを癒す、おいしい豚肉料理を伝授!【李映林さん・コウ静子さん直伝! 李家の日々ごはん】

  • 2025.9.23

毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、"甘辛豚肉の葉包み"のレシピです!

栄養たっぷりの食事で夏バテを予防する

「暑い日が続いて疲れが溜まったときには、倦怠感の改善や健康維持に役立つ〝豚肉〟を食べるのがおすすめです。今回ご紹介するのは、豚肉を甘辛だれでからめて焼いた、食欲をそそるメニュー。葉野菜で包んだり、栄養たっぷりの食事で夏バテを予防するごはんにのせたりして食べれば、スタミナがつきますよ。

豚肉は厚切り肉を使いましたが、豚足や豚スペアリブ、鶏肉でアレンジしても! 骨つき肉で作る場合は、骨と肉の間に切り込みを入れてから甘辛だれをからめ、200度のオーブンで20分ほど焼いてください。

調味で使用した薬味がたっぷりのたれは、豚肉、キャベツ、ピーマンを炒めたり、から揚げや麺とからめたりしてもおいしいので、多めに作っておくと便利です。

しっかり食べごたえのある主菜には、さっぱりとした甘酢漬けを組み合わせましょう。甘酢には葉しょうがとみょうがを漬けましたが、パプリカ、セロリ、トマトもよく合うので、ぜひお試しください」

主菜 甘辛豚肉の葉包み

豚肉はめん棒でたたいて大きくのばすことで、肉の繊維を断ち切りましょう。焼き縮みを防いで火が均一に入るほか、肉質もやわらかくなりますよ。

薬味やコチュジャンなどで作る甘辛の調味だれは、豚肉に直接のせるのがポイント。たれをムダにせず、効率よくからめられます。

材料(2人分) ・豚肩ロース厚切り肉(とんカツ用)…2枚 【A】
・酒…大さじ2
・粗びき黒こしょう…少々 【B】
・長ねぎ(みじん切り)…大さじ1と1/2
・にんにく(すりおろす)…小さじ1
・しょうがのしぼり汁…小さじ1/2
・しょうゆ、青梅ジャム(またはアプリコットジャム)…各大さじ1
・コチュジャン、白いりごま、酒…各大さじ1/2 ・ごま油…小さじ1/2
・サンチュ、トレビス、ケールなど好みの葉野菜…適量

作り方

  1. 豚肉はめん棒でたたき、1.5倍くらいの大きさにのばす。3等分に切ってボウルに入れ、【A】を加えてもみ込む。【B】は混ぜ合わせる
  2. フライパンにごま油を強めの中火で熱し、豚肉を並べ入れる。両面をこんがりと色づくまで焼き、【B】を豚肉の上にのせ、からめながらさっと焼く。器に盛り、好みの葉野菜を添える。

作り方1

作り方2

副菜 葉しょうがとみょうがの甘酢漬け

葉しょうがは熱湯をかけると、辛さが抑えられてより食べやすくなります。甘酢の調味には、旨みの強い粗塩を使うと◎。さらに、熱いうちに具材を漬けることで、味がしみ込みやすくなって美味です。

甘酢漬けは冷蔵で1 週間ほど保存ができるので、箸休めとしても重宝しますよ。

材料(作りやすい分量) ・葉しょうが…正味100g
・みょうが…3個 【A】
・米酢…1と1/2カップ
・きび砂糖…大さじ4
・粗塩…小さじ1/2

作り方

  1. 葉しょうがは茎(緑色の部分)を切り落とし、みょうがは縦半分に切る。
  2. 鍋に湯を沸かす。葉しょうがはざるにのせ、熱湯をまわしかける。耐熱ボウルに葉しょうが、みょうがを入れる。
  3. 小鍋に【A】を入れて強めの中火で熱し、ひと煮立ちさせる。2のボウルに加えて葉しょうが、みょうがを漬け、そのまま冷ます。

作り方1

作り方2

料理/李 映林、コウ静子 撮影/福尾美雪 構成・文/中田裕子

※素敵なあの人2025年10月号「食べて元気になる! 李家の日々ごはん vol.72」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

教えてくれた人 コウ静子さん

料理家、国際中医薬膳師。薬膳や韓国料理をベースにした、滋味深いレシピ提案が好評で、『季節に寄り添う韓国茶』(グラフィック社刊)などの著書も多数。

教えてくれた人 李 映林さん

料理家。韓国・済州島出身。幅広い知識と経験による、愛情たっぷりの料理にファンも多い。著書に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社刊)。

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