1. トップ
  2. レシピ
  3. 【韓国料理レシピ】疲労回復に効く「あなごごはん」で夏の疲れをすっきり回復!【李映林さん・コウ静子さん直伝! 李家の日々ごはん】

【韓国料理レシピ】疲労回復に効く「あなごごはん」で夏の疲れをすっきり回復!【李映林さん・コウ静子さん直伝! 李家の日々ごはん】

  • 2025.9.2

毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、"あなごごはん"のレシピです!

あなごが主役の保養食で蒸し暑い夏も元気に!

「あなごは疲労回復効果があり、夏バテ予防にも最適な食材。わが家では旬の時期に、炊き込みごはんやフリットにしてよく食べています。
 
今回は、市販されている白焼きを使ったレシピをご紹介しますが、お店に生のあなごがあった場合は、ぜひ手に取ってみてください。特に揚げ物を作るときは、生の状態から衣をつけて調理をすると、あなごはふっくら、衣はカリッと揚がって最高の1品になります。ただし生のあなごは、皮にぬめりがあるので下処理が大切! 粗塩をふって洗ったあと、熱湯を回しかけて氷水に取り、スプーンで皮のぬめりをこそげ取りましょう。このひと手間で、お店に負けないおいしさに仕上がりますよ。
 
山椒が香る上品なあなごごはんに添えるのは、キリッとした塩味を感じる〝しょうゆ漬け〟がおすすめ。主食と副菜で味にメリハリをつけることで、飽きずに食べ進められる献立が作れます」

主食 あなごごはん

あなごは皮目にしょうゆ、みりんを塗って香ばしく焼き、臭みを抑えて風味をアップさせましょう。ごはんを炊く際は、あなごを加えるタイミングが重要で、だし汁が煮立ったときに加えると◎。
 
火を通し過ぎずにふっくら仕上がるほか、あなごの香りをごはんにしみ込ませることができます。

材料(作りやすい分量 )

・米…2合
・もち米…1合
・あなご(白焼き)…160~200g
・実山椒の水煮…大さじ2~3
・木の芽…適量

【A】
・しょうゆ、みりん…各小さじ1/2~1

【B】
・だし汁(昆布)…550㎖
・酒…50㎖
・塩…小さじ1/2

作り方 

  1. 米、もち米はそれぞれとぐ。米はざるに上げて30分ほどおき、水気をきる。もち米は30分ほど浸水させ、水気をきる。【A】は混ぜ合わせる。
  2. あなごは4㎝幅に切り、皮目に【A】を塗る。フライパンを弱めの中火で熱し、あなごを皮目を下にして並べ入れ、さっと焼く。
  3. 鍋に米、もち米を入れて【B】を加え、さっと混ぜる。ふたをして強火で熱し、煮立ったら弱火にしてあなごを皮目を上にして並べ入れる。再度ふたをして15分ほど炊き、火を止めてそのまま10分ほど蒸らす。器に盛り、実山椒、木の芽を散らす。

作り方2

作り方3

副菜 クレソンのしょうゆ漬け

調味液を煮立たせたら、熱いうちにクレソンとからめて、味をしっかり含ませてください。
しょうゆ漬けは冷蔵で1 週間ほど保存ができるので、多めに作ってストックしても! ゆでた豚肉と和えて食べてもおいしいですよ。梅シロップが手元にない場合は、はちみつ小さじ2で代用を。

材料(作りやすい分量)

・クレソン…2束
・赤唐辛子(小口切り)…小さじ1/2

【A】
・しょうゆ、黒酢、みりん、梅シロップ…各大さじ2
・きび砂糖…小さじ1

作り方 

  1. クレソンは長さを2~3等分に切り、耐熱ボウルに入れる。
  2. 小鍋に【A】を入れて中火で熱し、煮立ったら1のクレソンにまわしかける。赤唐辛子を加え、上下を返しながら混ぜる。しんなりとしてきたら、クレソンが空気に触れないようにラップを表面にぴったりとかけ、室温に1~2時間おく。

作り方2

料理/李 映林、コウ静子 撮影/福尾美雪 構成・文/中田裕子
 
※素敵なあの人2025年9月号「食べて元気になる! 李家の日々ごはん vol.71」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

教えてくれた人 料理家 コウ静子さん

料理家、国際中医薬膳師。薬膳や韓国料理をベースにした、滋味深いレシピ提案が好評で、『季節に寄り添う韓国茶』(グラフィック社刊)などの著書も多数。

教えてくれた人  料理家  李 映林さん

料理家。韓国・済州島出身。幅広い知識と経験による、愛情たっぷりの料理にファンも多い。著書に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社刊)。

元記事で読む
の記事をもっとみる