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「7割が後悔経験あり」ひどい二日酔いになった“お酒”3位ビール、2位ワイン…1位は?内科医が警鐘「飲み過ぎ」以外に注意するべきこと

  • 2025.9.9

お酒での失敗経験が7割超!

お酒での失敗経験が7割超!
お酒での失敗経験が7割超!

お酒を飲んだ翌日、「やってしまった…」と後悔した経験はありませんか。自然食研が週1回以上飲酒する20~60代の男女522人と内科医503人を対象に実施した調査では、なんと7割超の人がお酒での失敗を経験していることが明らかになりました。

日本酒が二日酔いの原因第1位に

調査によると、「お酒で失敗した」経験がある人は全体の73.2%に上りました。失敗の頻度については「数年に1回程度」が37.8%で最多でしたが、「年に数回程度」20.5%、「月に数回程度」10.5%、「ほぼ毎回」4.4%という人も一定数存在し、飲酒に伴うリスク管理の重要性が浮き彫りになりました。

特に注目すべきは、二日酔いがひどかったお酒ランキングです。1位は日本酒(49.0%)で、約半数の人が挙げる結果となりました。続いてワイン(37.2%)、ビール(24.6%)が上位に入っています。

日本酒が1位となった理由について、調査では「アルコール度数が比較的高い一方で口当たりが柔らかいため、気づかないうちに飲みすぎやすい」と分析しています。確かに、日本酒の美味しさに魅了されて、ついつい杯が進んでしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

医師が警鐘を鳴らす二日酔いの真の原因

内科医への調査では、二日酔いの原因について科学的な観点からの回答が得られました。最も影響が大きいとされたのは「アセトアルデヒドの分解能力が低い(肝機能の問題)」で50.5%、次に「アルコールの摂取量が多い」46.7%、「飲み方の問題(空腹・速飲みなど)」39.8%が続きました。

これらの結果から、二日酔いは単純に「飲みすぎた」だけでなく、個人の体質や飲酒時の状況によって大きく左右されることが分かります。特に肝機能の個人差は避けられない要因であり、自分の体質を理解した上での適切な飲酒が重要といえるでしょう。

肝臓をいたわりながらお酒を楽しむ

肝臓をいたわりながらお酒を楽しむための生活習慣として、医師が最も重視したのは「肝臓に良い栄養素・食材の日常的な摂取」41.6%でした。具体的には、タウリン(49.1%)、オルニチン(47.9%)、クルクミン(42.0%)が肝臓の代謝をサポートする成分として注目されています。

しかし、これらの成分は日常の食事で十分な量を摂取するのが困難とされています。タウリンは47.5%、オルニチン40.8%、クルクミン36.0%の医師が「食品から摂取しづらい」と回答しており、現実的な解決策として約9割の医師がサプリメントでの補給を推奨しています。

日常でできる飲酒後のケア

一般の飲酒者が実践している飲酒後のケアで最も多かったのは「水分を多めに摂る」61.5%でした。アルコールには利尿作用があるため、脱水対策は理にかなった方法といえます。その他「すぐ寝る」28.2%、「しじみ汁・みそ汁などを飲む」17.6%といった回答も多く、身体の回復を意識した行動が実践されています。

この調査結果は、お酒との上手な付き合い方を考える上で貴重な指針を提供しています。適量を守り、自分の体質を理解し、適切なケアを心がけることで、より健康的な飲酒生活を送ることができそうです。お酒を楽しみながらも、肝臓をいたわる習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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