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「映画館で初めて帰ろうかと思った」“高すぎた期待度”ゆえに苦言あがるも…だけど「超える作品に出会うことはない」大絶賛の神作

  • 2025.9.30

観始めた瞬間からその世界に引き込まれ、時間を忘れてしまうほどの強い引力を持つ作品。緻密に練られた脚本と息をのむような映像は、視聴者に圧倒的な没入感を与え、一時も画面から目が離せなくなります。今回は、そんな“見入ってしまう名作”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2012年・2013年公開の映画『劇場版 SPEC〜天〜』、『劇場版 SPEC〜結〜』(東宝)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“見入ってしまう名作”映画『劇場版 SPEC〜天〜』、『劇場版 SPEC〜結〜』

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インタビュー 女優の戸田恵梨香(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『劇場版 SPEC〜天〜』『劇場版 SPEC〜結〜漸ノ篇』『劇場版 SPEC〜結〜爻ノ篇』(東宝)
  • 放送期間:2012年4月7日(天)、2013年11月1日(結 漸ノ篇)、2013年11月29日(結 爻ノ篇)

あらすじ

特殊能力を持つ「スペックホルダー」たちが、世界を操ろうと大規模なテロ活動を開始します。警視庁公安部の当麻紗綾(戸田恵梨香)瀬文焚流(加瀬亮)は、この未曾有の危機に立ち向かいます。しかし、テロの首謀者である死んだはずの宿敵・一十一(神木隆之介)に2人は苦戦を強いられるのでした。

一との激しい死闘の末、瀕死の状態で病院に運ばれた当麻と瀬文。しかし、世界の破滅はすぐそこまで迫っていました。世界の終わりを前に、これまで謎に包まれていた当麻自身のスペックが、ついに覚醒の時を迎えます。人類の命運を賭け、全ての謎が明かされる最後の戦いが始まろうとしていました―。

映画『劇場版 SPEC〜天〜』、『劇場版 SPEC〜結〜』の見どころ※ネタバレあり

『劇場版 SPEC〜天〜』と『劇場版 SPEC〜結〜』は、人気を博したドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』の完結編として製作された映画です。特殊能力(SPEC)を巡る壮大な物語はクライマックスを迎え、主人公の当麻紗綾と瀬文焚流は、人類の未来をかけた最後の戦いに身を投じます。テレビシリーズから続く数々の謎、そして「シンプルプラン」や「ファティマ第三の予言」といった新たなキーワードが交錯し、物語は予測不能なスケールで展開していきます。

しかし、ドラマで絶大な支持を得ていたこともり、期待値が非常に高く、さらに複雑で壮大な物語ゆえに、賛否が分かれてしまったようです。伏線が全て回収されたとは言い難い点や哲学的で難解な展開、CG満載でドラマ性が曖昧になった部分など、気になる点は少なからずありました。ドラマのクオリティが高かっただけに、SNS上では「映画館で初めて帰ろうかと思った」「ドラマはめっちゃ好きだった」といった意見も見受けられました。

その一方で、難解なストーリーの先に描かれる当麻と瀬文の揺るぎない絆は見どころです。マイペースでがさつな当麻と、高圧的で生真面目な瀬文による凸凹コンビが、長きにわたる戦いの末に迎える切ない結末は、観る者の心を強く打ちます。作品を視聴した方からは「ラスト思い出してしくしく泣きそうな夜がある」「最後はギャン泣きでした」「超える作品に出会うことはない」「神作品」など、シリーズの完結と共に悲しむ声が寄せられました。

「ハマり役すぎた」女優・戸田恵梨香の快演に称賛の声

2010年に放送されて以降、数々の続編や劇場版が制作されるほどの絶大な人気を誇るドラマ『SPEC』シリーズ。その人気を不動のものにしたのが、戸田恵梨香さん演じる、天才でありながら常識外れの変人刑事・当麻紗綾の圧倒的な存在感です。この唯一無二のキャラクターを、長いシリーズにわたって見事に演じきった戸田さんは、映画情報サイト「映画.com」でのインタビューで、当麻との出会いについて次のように話しました。

自分のイメージを壊したかったんです。どうしても白いワンピースを着せられることが多くて(苦笑)。でも、それだけじゃ役者として面白くないなと思っていて、『抜け出したい』という思いがありました出典:『戸田恵梨香&加瀬亮が自力で切り開いた「SPEC」という大きな壁』映画.com 2013年11月19日配信

それまであった世間からのイメージを、当麻というキャラクターなら打ち壊せると思った戸田さん。俳優としてステップアップするために、強い覚悟を持って臨んだその思いは、視聴者にも確かに届いていました。戸田さんの“吹っ切れた”演技は絶大な支持を集め、SNSなどでは「ハマり役すぎた」「ドストライクすぎる」「演技が吹っ切れてて最高」といった称賛の声が溢れたのです。

まだ映画『劇場版 SPEC〜天〜』、『劇場版 SPEC〜結〜』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“人類の未来を賭けたSPECホルダーたちの最後の戦い”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です