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「テレビでやって大丈夫?」地上波では異例の“濃厚シーン”に賛否巻き起こすも…「最高のドラマ」“禁断の恋”を描いた大反響の一作

  • 2025.9.30

映画やドラマの中には、描写の激しさに思わず目を背けたくなるような作品があります。今回は、そんな中から"過激さに驚愕した名作ドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『恋のツキ』(テレビ東京系)をご紹介します。アラサー女性と高校生の禁断の関係をリアルに描き、大胆な濃厚描写が賛否を巻き起こした衝撃作とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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舞台あいさつに出席した徳永えり(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『恋のツキ』(テレビ東京系)
  • 放送期間:2018年7月26日~10月11日
  • 出演:徳永えり(平ワコ 役)

『恋のツキ』は、アラサー女性の揺れる心を赤裸々に描いた恋愛ドラマです。主人公の平ワコ(徳永えり)は、同棲して3年になる恋人・ふうくん(渡辺大知)と安定した日々を送っていましたが、すでにかつてのときめきは失われていました。結婚を意識する年齢に差しかかり、別れるという選択肢を持てないまま倦怠期を過ごしていたワコは、アルバイト先の映画館で高校生の伊古ユメアキ(神尾楓珠)と出会います。

偶然にも趣味や価値観が重なり、次第に惹かれていくワコ。彼が年下であることを知りつつも、抑えられない衝動から関係を持ってしまいます。目の前にある“安定した未来”と、抗えない“危うい恋”の間で揺れる彼女は、どちらを選ぶのか――。結婚、出産、仕事など現実的な問題に直面するアラサー女性のリアルな姿と、理性と欲望のせめぎ合いを描いた物語です。

アラサー女性の等身大を描いた、挑戦的ラブストーリー

『恋のツキ』は、新田章さんの同名漫画を原作に、テレビ東京とNetflixが共同制作したドラマです。2018年夏に「木ドラ25」枠で放送され、その後はNetflixを通じて全世界へ配信されました。

徳永えりさんにとっては初の連続ドラマ主演で、アラサー女性の等身大の姿を丁寧に演じ切り、大きな注目を集めました。

SNSでは、「とても綺麗で演技も素晴らしかった」と称える声や、「こんなに表情のある人と思わなかった」と新しい一面に驚く感想が相次ぎました。なかには「本作は徳永えりさんの演技あってこそ」「怪演だった」と印象的な芝居を評価する人、「すごいなぁって本当に感動した」「徳永えりさんのファンになった」と告白する人も。作品を通じて、彼女の魅力に改めて気づいた人が多かったことが伝わってきます。

共演には渡辺大知さん、神尾楓珠さん、伊藤沙莉さん、江口のりこさん、安藤政信さんなど個性豊かな俳優陣が集結し、それぞれの演技が物語に厚みを加えています。監督には森義仁さんや酒井麻衣さん、脚本は高田亮さんやペヤンヌマキさんらが担当しました。

結婚や将来への不安に向き合うアラサー世代の日常をリアルに描きつつ、挑戦的な表現でも注目を集めた本作。共感と戸惑いの両方を呼び起こし、放送当時、大きな話題となった作品です。

地上波では異例の“濃厚シーン”に賛否も…「最高のドラマ」大絶賛の名作

ドラマ『恋のツキ』は放送当時から、その過激な描写で注目を集めました。主人公・ワコが高校生のユメアキと関係を深めていく中で、地上波では異例ともいえる踏み込んだ濃厚描写が次々と登場したのです。

第1話では同棲中の恋人・ふうくんとの親密なシーン、さらに第2話ではユメアキとの初デート後、カラオケルームで一線を越える生々しい場面まで――。視聴者の間では「テレビでやって大丈夫?」と驚きの声が広がり、SNSでも賛否が相次ぎました。

とくにユメアキがまだ高校生という設定がリアルに描かれていたことで、「高校生に手を出すのツライ」「犯罪をロマンスのように見せてる」といった厳しい声も。

一方で、その危うさを含めて「こんなシーンをテレビでやるなんて感動」「最高に良かった」「ゴールデンタイムのドラマにはないオトナチックな間が好き」と評価する声が多く見られました。

キャスティングが天才すぎる」「最高のドラマ」といったコメントもあり、賛否の渦中にありながら熱烈な支持を集めた本作は、まさに“過激さに驚愕した名作ドラマ”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です