「どんな倫理観してるの」「目を疑った」“あまりに攻めた脚本”に視聴者騒然…だけど「すぐハマった」“中毒性抜群”の衝撃ドラマ

観始めた瞬間からその世界に引き込まれ、時間を忘れてしまうほどの強い引力を持つ作品。緻密に練られた脚本と息をのむような映像は、視聴者に圧倒的な没入感を与え、一時も画面から目が離せなくなります。今回は、そんな“見入ってしまう名作”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2024年放送のドラマ『3年C組は不倫してます。』（日本テレビ系）をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“見入ってしまう名作”ドラマ『3年C組は不倫してます。』

• 作品名（放送局）：ドラマ『3年C組は不倫してます。』（日本テレビ系）
• 放送期間：2024年10月1日～12月17日

あらすじ

中学3年の夏、上村蒼（莉子）は橘伊織（杢代和人）と出会い初恋をしますが、すれ違いから2人は離れてしまいました。それから3年後、両親の離婚をきっかけに母・遥（国仲涼子）の母校へと転校した蒼は伊織と運命の再会を果たし、初恋が再燃します。しかし、蒼の知らないところで伊織は同級生・高梨琴音（秋田汐梨）にエコー写真を突き付けられ、動揺と罪悪感から婚姻届にサインをしてしまうのでした。

一方、蒼の母である遥（国仲涼子）も、伊織の父でかつての恋人だった橘豊（竹財輝之助）と保護者として再会し、封印していたはずの恋心が再び燃え上がり始めていました。高校生と親の許されない不倫模様が複雑に絡み合い、物語は予測不能な展開を迎えます―。

ドラマ『3年C組は不倫してます。』の見どころ※ネタバレあり

ドラマ『3年C組は不倫してます。』は、高校生同士の不倫や妊娠、教師と生徒との不倫、親同士での不倫といった異例の脚本で注目を集めました。SNS上では「面白すぎて一気見した」「最高まじおもろい」「見始めてすぐハマった」という声もあれば、「どんな倫理観してるの」「目を疑った」「高校生不倫とか悲惨」といった声が上がるなど、その衝撃的な設定は多くの視聴者に強烈な印象を与えたようです。危険な恋に溺れていく高校生の姿と、彼らを取り巻く大人たちの思惑が交錯するストーリーは、単なる恋愛ドラマの枠を超えた人間ドラマとして描かれています。

また、本作は地上波放送の限界に挑むかのような過激な描写にも話題を集めました。初回から担任・中野正義を演じた細田善彦さんと生徒・佐々木真鈴を演じた田中美久さんの濃厚シーンが映し出され、あまりの過激さに視聴者からは「地上波でこの内容やるのは日テレはチャレンジしてるな」というコメントが寄せられるほどでした。コンプライアンスが重視される現代において、このような攻めた作風が多くの視聴者を引きつける要因の一つとなったと言えるでしょう。

そんな本作ですが、これまでのストーリーがすべてひっくり返る予測不能な結末が待ち受けています。その衝撃的な展開に、SNSでは「衝撃的なラスト」「あんな最期を迎えて悲しい」など、視聴者からさまざまな意見が寄せられました。異例の脚本、過激な描写、そして驚きを隠せない結末が、本作に見入ってしまう要因だったようです。

森香澄の快演に「良すぎる…」

ドラマ『3年C組は不倫してます。』で、持ち前の魅力を存分に発揮し話題を呼んでいるのが森香澄さんです。森さんは“あざとい”キャラクターで大ブレイクし、アナウンサーから今やタレントや女優として活躍の場を広げています。そんな森さんが演じるのは、保健室の先生でサレ妻の中野怜。その役作りには、森さんのイメージを最大限に活かした制作秘話があったことをニュースまとめサイト「iza（イザ！）」でのインタビューで、森さん自身が明かしています。

プロデューサーさんにも、『ここであざとスイッチを入れてください』と言われたので、真鈴がいるときは保健室の先生だけど、旦那さんと2人になった瞬間に怜になるというスイッチをカチッと入れました出典：iza『森香澄インタビュー前編 「3年C組は不倫してます。」で“サレ妻”好演、田中美久へのマウント「楽しかったです！」』（2024年11月19日配信）

制作陣の意図を汲み取り、キャラクターの二面性を見事に演じ分けた森さんの演技は、“あざとい”を武器にした森さんだからこそできる熱演だったと言えるでしょう。その演技力に対し、SNSでは、「森香澄がまた良すぎる…」「思った以上に演技上手くて一気に好きになった」など、絶賛する声が寄せられていました。

まだドラマ『3年C組は不倫してます。』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“高校生×不倫の衝撃作”をぜひご覧ください！

---

ライター：天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です