1. トップ
  2. 「これ本当にNHK?」「信じられない」 “異例の攻めた脚本”に騒然…だけど「最高だからみんな観て」“大熱狂”を生んだ至高ドラマ

「これ本当にNHK?」「信じられない」 “異例の攻めた脚本”に騒然…だけど「最高だからみんな観て」“大熱狂”を生んだ至高ドラマ

  • 2025.10.9

ドラマや映画の中には、目を背けがちな現実を鋭く切り取る作品があります。今回は、そんな中から"攻めてるNHKドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(NHK総合)をご紹介します。「えっ? 警察犬がしゃべるの?」奇抜な発想と豪華キャストで“NHKらしからぬ異色の世界”を描いた本作の挑戦とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

undefined
「Schick極」新CM発表会に出席した本田翼(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(NHK総合)
  • 放送期間:2021年09月17日- 2021年10月1日
  • 出演: 池松壮亮(青葉一平 役)

地方都市の県警鑑識課・警察犬係の青葉一平(池松壮亮)は、相棒の警察犬オリバー(オダギリジョー)と共に日々訓練を重ねる若きハンドラー。けれど、一平の目にはなぜかオリバーが“中年のおっさん”の姿に見えてしまう――そんな不思議な関係にありました。

ある日、スーパーボランティアの小西(佐藤浩市)が11年前に行方不明だった少女の遺体を発見します。そしてその直後に詐欺事件が発生。現場に向かった一平とオリバーは、匂いを手がかりに捜査を進め、神社で切り取られた耳と拳銃を発見します。さらにキャバクラの裏で半グレ集団『TMT』のアジトを突き止め、見事に手柄をたてました。

しかし、押収された拳銃がヤクザ組織「関東明神会」のものと判明し、事件は一気に裏社会へと波及。やがてTMTと明神会の抗争に巻き込まれた一平の同僚・ユキナ(本田翼)が、人違いから誘拐されてしまいます。オリバーの嗅覚を頼りに救出へ向かった一平は、警察とヤクザ、半グレが入り乱れる混乱の中でユキナを救い出すことに成功。けれど、若頭・龍門(松重豊)が殺害され、事件は新たな局面を迎えるのでした――。

ブラックユーモア×不条理の化学反応 ─ オダギリジョー流“警察ドラマ”の新境地

『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』は、オダギリジョーさんが脚本・演出・編集を手がけたオリジナルドラマです。NHK「ドラマ10」枠で放送され、独創的な設定と豪華キャストの共演が大きな話題を呼びました。

舞台は、地方都市の県警・鑑識課警察犬係です。登場人物たちは一筋縄ではいかない個性的な面々ばかり――。正義や倫理といった概念がゆるやかに崩れていく中で、それぞれの価値観がぶつかり合い、複雑に絡み合っていきます。

池松壮亮さん、麻生久美子さん、本田翼さん、永瀬正敏さん、佐藤浩市さんら実力派俳優が顔をそろえ、それぞれが奇妙で、どこか愛おしいキャラクターを体現。

なかでも、本田翼さんの存在感は際立っていました。彼女が演じるのは、一平の良きライバルであり、仕事に誇りを持つハンドラー・柿崎ユキナ。SNSでは「可愛い」「等身大で自然な演技がいい」といった声が多く寄せられ、警察犬係の同僚として登場する彼女の姿に癒やされた視聴者も多かったようです。さらに、劇中の「顔舐めシーン」で見せたリアクションが話題を呼ぶなど、コミカルな場面でも抜群の存在感を発揮。ファンからは「個性的な役が似合う」との声も上がり、彼女の新たな一面を引き出す作品となりました。

個性豊かな登場人物たちがぶつかり合いながらも、絶妙なバランスで物語が進行し、観る人を奇妙で魅力的な世界へと引き込んでいく――。不可思議な世界の中に、ブラックユーモアと不条理が交錯する、唯一無二の警察ドラマとして高く評価されました。

型破りが止まらない! ─ 豪華キャスト×奇想天外ワールド

ドラマ放送後の反響は大きく、その勢いのまま『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の続編制作が決まりました。再びオダギリジョーさんが脚本・演出・編集を担当し、池松壮亮さんとの異色コンビが帰ってくるというニュースに、ファンの期待が高まります。

シーズン2は前作の物語からわずか10日後が舞台。主要キャストはそのままに、新たな人物も加わり、前作で残された謎や伏線が次々と明らかに――。放送中にはSNSで世界トレンド1位を獲得し、大熱狂を見せました。

そして2025年9月には、『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』として映画化が実現。オダギリジョーさんが脚本・監督・編集・出演のすべてを手がけ、さらにスケールアップした物語が描き出されました。ドラマ版からのキャストに加え、深津絵里さん、吉岡里帆さん、鹿賀丈史さんら豪華俳優陣が新たに参加。開けてはいけないドアの先に広がる不思議な世界を舞台に、笑いと不条理が入り混じるダークファンタジーとしてスクリーンに帰ってきました。テレビドラマから映画へ――メディアを超えて拡張する“オリバーの世界”は、オダギリジョーさんの想像力と遊び心の集大成といえるでしょう。

放送当初は、その独特のテンポや展開に、「これ本当にNHK?」「信じられない」など戸惑う視聴者も少なくありませんでした。しかし一方で、この“型破りな世界”に魅了される人も続出。ネットでは「まさかの犬役」と話題になり、「発想が面白い」「天才すぎ」「現実離れした構成がかえって新鮮「最高だからみんな観て」といった声も多く寄せられました。

「出演者が豪華で濃すぎる」と豪華キャスティングに視聴者は大盛り上がり。NHKとしては異例の型破りな演出挑戦的な構成で、「NHKがここまで攻めるとは」と驚きを持って迎えられた本作。

オダギリさんの独創的な発想と豪華キャストが生み出す唯一無二の世界観で、NHKドラマの常識を塗り替えた『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』。その勢いは続編や映画にも受け継がれ、“攻めてるNHKドラマ”の象徴として、今も多くのファンに愛されています。


※記事は執筆時点の情報です