1. トップ
  2. 食物繊維の摂取は『朝』『夜』どっちが正解?→実は“ベストなタイミング”があった…知られざる効果とは?

食物繊維の摂取は『朝』『夜』どっちが正解?→実は“ベストなタイミング”があった…知られざる効果とは?

  • 2025.10.10
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

健康やダイエットのために食物繊維を意識している人は多いはず。でも、「食物繊維は朝に摂るべきか?それとも夜が効果的なのか?」と迷うことはありませんか?実は摂るタイミングによって、体に与える影響や効果に違いがあるんです。

今回は、食物繊維のベストな時間帯に焦点を当て、その知られざるパワーやメリットを詳しく解説します。日常の食事にすぐ活かせるポイントも満載なので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

食物繊維は“朝”?“夜”?どちらがいいの?

まずは食物繊維の役割について簡単に振り返ってみましょう。食物繊維は大きく「水溶性」と「不溶性」に分かれ、それぞれ腸内環境を整えたり血糖値の急上昇を抑えたりする重要な働きを持っています。しかし、1日にどのタイミングで摂るのが最も効率的かは、なかなか意識されていないことも多いです。

朝に食物繊維を摂るメリットは、1日の血糖値のコントロールや腸の動きを活発にする「目覚まし効果」です。朝食で取り入れれば、その後の食事の血糖値上昇を穏やかにし、エネルギーを安定的に使えるようになります。一方、昼食に食物繊維を摂ることで、血糖値の急激な上昇を抑え、午後の仕事や活動のパフォーマンス維持が期待できます。特に仕事中の眠気や集中力の低下を防ぎたい方におすすめです。

続いて間食に繊維豊富な食べ物を選ぶと、急な空腹感の解消とともに血糖値の乱高下を防ぎ、小腹を満たしつつダイエットサポートにも役立ちます。夜に食物繊維を摂る理由は、腸内環境を整え、翌朝の快調を実感しやすくなるため。寝ている間の腸活をサポートし、便通改善やデトックス効果につながるんです。

誰でも実践できる食物繊維の組み合わせメニュー

 

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

日本人の食物繊維の平均摂取量はまだまだ不足気味。そこで、どの時間帯にどんな食材を組み合わせるのが効率的なのか、ご紹介しましょう。

朝にはオートミールや玄米パン、野菜たっぷりの味噌汁など、水溶性と不溶性食物繊維をバランスよく取り入れるのがおすすめ。これにより、朝の血糖値のコントロールと排便促進の両方が期待できます。昼食では、サラダや海藻類、きのこ類をプラスすることで午後の集中力をキープ。さらに間食の過食防止に繋がるため、仕事や勉強のパフォーマンスアップにも役立ちます。

夜の食物繊維摂取は、納豆や根菜類、豆類など噛み応えがありゆっくり消化されるものが適しています。これらは腸内でゆっくり発酵し、善玉菌の餌になることで睡眠中の腸内環境改善に寄与します。腸が健康になると免疫力アップや肌の調子向上も期待できるため、夜の摂取は大切です。

さらに、水分を十分に取ることも忘れてはいけません。食物繊維は水と一緒に摂取することで膨らみ、便をやわらかくして排便を助けてくれます。

時間帯別の効果を賢く活用しよう

食物繊維はどのタイミングで摂取しても健康維持に役立ちますが、時間帯ごとに異なる効果があることを上手に活用するのがポイントです。朝は血糖値のコントロールと便通促進、昼は集中力の維持と過食防止、夜は腸内環境の整備と免疫力アップに効果的です。

最も大切なのは「1日を通してバランスよく食物繊維を摂ること」。朝昼夜の食事に上手に繊維質を取り入れ、体のリズムに合わせて効果を最大限引き出す工夫をしましょう。水分補給も忘れずに行えば、より健康的な毎日が期待できます。今日から食物繊維の摂り方を見直して、体の内側から健やかな生活を目指してみませんか?


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。