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専門家「ここに注目して」→ 新鮮なさつまいもを見分ける、“3つのチェックポイント”とは?【フードコーディネーター監修】

  • 2025.9.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

秋から冬にかけて旬を迎えるさつまいも。ほくほくと甘い味わいが人気で、焼き芋やスイーツ、煮物など様々な料理に使われます。でも、スーパーや市場で実際に買うとき、どのさつまいもが新鮮でおいしいか、迷ったことはありませんか?見た目が似ていても、中身や味に大きな差が出ることも。今回はフードコーディネーター監修のもと、新鮮なさつまいもの“正しい選び方”をわかりやすく解説していきます。

失敗しない!さつまいもを選ぶ際に注目したいポイントとは?

スーパーや八百屋で並んでいるさつまいもは、見た目だけでは新鮮かどうか判断が難しいですよね。まず注目したいのはその「皮の状態」です。新鮮なさつまいもは皮にハリとツヤがあり、傷やしなびが少ないのが特徴です。シワや黒ずみ、へこみのないものを選ぶのがおすすめです。

また、重さにも注目しましょう。ずっしりと重みのあるものは身がしっかりしていて、しっとりした食感で甘みも強い傾向にあります。反対に軽いものは乾燥していることが多く、パサつきやすいので要注意です。さらに、切り口を見られる場合は断面が鮮やかな黄色やオレンジ色であることが新鮮な証拠。変色していると鮮度が落ちている可能性があります。

保存状態も大切で、さつまいもは直射日光や高温・多湿の場所を避け、風通しの良い暗所で保存するのが理想です。買うときに皮がカビていたり湿っていたりすると、既に保存環境が悪い可能性が高いので要注意です。

もっと知りたい!さつまいもの種類と旬、そして見極めのコツ

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

実は、さつまいもにはたくさんの品種があり、それぞれ味わいや見た目が異なります。有名な「紅あずま」は甘みがまろやかでホクホク感が強く、「安納芋」はねっとりとした食感と強い甘みが特徴です。品種によって適した料理も変わるので、好みや用途に合わせて選ぶのも楽しみのひとつです。

旬は一般的に秋から冬ですが、収穫時期は産地や品種によって異なります。収穫したてのさつまいもは香りや食感を楽しめますので、購入時は産地表示や、収穫時期などもぜひチェックしてみてくださいね。

選び方の目安としては、「皮に小さな土のかけらが残っているくらいの方が新鮮」とされています。ピカピカに洗われすぎたものよりも、自然な見た目の方が鮮度を感じられます。さらに、長さや太さもポイントで、あまりに細いものは成長不足の可能性があるので、しっかり育ったものを選ぶと安心です。ほどよい太さがあって、ずっしり重みのあるさつまいもを選ぶのがおすすめです。

今日から正しい選び方を実践してみて!

新鮮でおいしいさつまいもを選ぶには、見た目のツヤ・ハリ、重さ、皮の状態、品種や産地情報に目を向けることがポイントです。今回ご紹介したコツを覚えれば、店頭で迷わずに理想のさつまいもが選べるはず。快適な保存方法にも気を配れば、おいしさも長持ちします。

焼き芋やスイートポテトだけでなく、サラダやスープ、グラタンなどアレンジも豊富に楽しめます。旬のさつまいもで、食卓を豊かに彩りましょう!


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

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フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。