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トマトは『朝』『夜』どっちに食べたほうが良い?→知られざる“ベストなタイミング”とは【管理栄養士が監修】

  • 2025.9.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

トマトは健康と美容に良いと昔から言われていますが、果たして「朝に食べるのと夜に食べるのではどちらが良いのか?」と思ったことはありませんか?サラダやミネストローネなどいろんな料理に使われるトマトですが、実は食べる時間帯によって身体への働き方に違いがあるんです。

1日のスタートにおすすめなのか、あるいは夜のリラックスタイムにぴったりなのか、管理栄養士の視点から詳しく解説します。

朝食にトマトを取り入れるべき理由とは?

朝食は1日のエネルギー源としてとても大事な食事ですが、忙しい朝はついつい手軽なものだけで済ませてしまいがち。ここでトマトを取り入れることのメリットの1つは「ビタミンCやカリウムなどの豊富な栄養素の摂取」です。トマトには抗酸化作用のあるリコピンが含まれており、これが朝の体に元気を与え、ストレスや疲労の軽減に役立つことが知られています。

さらに、トマトのリコピンは脂溶性の栄養素なので、朝の食事にオリーブオイルなどの良質な脂質と一緒に取ることで吸収率が上がります。つまり、パンにオリーブオイルを塗ったり、卵料理と一緒にトマトを食べたりすると効率的に栄養を取り込めるのです。

また、トマトの水分と食物繊維は朝の腸の働きを促進し、便秘予防にもつながります。朝は身体が目覚めるタイミングなので、スムーズな消化と排出を助けてくれる食材はとてもありがたいですよね。

トマトの栄養効果を生かす朝の取り入れ方のポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

トマトを毎朝の食事に加える際には、いくつかのポイントがあります。まず、生のまま食べるのがリコピンを始めとする栄養素を効率よく摂取するのに適しています。加熱するとリコピンの体内吸収量は上がる反面、ビタミンCは減少しやすいので調理の仕方を工夫しましょう。

例えば、朝はトマトのスライスにオリーブオイルと少量の塩をかけて食べるだけでも、リコピンの吸収がぐっと良くなります。トマトジュースも手軽ですが、塩分の入っていないものや無添加のものを選ぶのがポイントです。

さらにトマトの爽やかな酸味は、濃い味の目玉焼きやベーコンなどの朝食との相性も抜群。味のバランスを取りながら毎日続けられる工夫をしてみましょう。

朝の活動が活発になる時間帯に朝食としてトマトを食べることで、体内時計のリセットにも寄与すると言われており、代謝の向上やエネルギッシュな一日を後押しする効果も期待できます。

朝食にトマトを取り入れて今日からもっと元気に!

トマトを朝食に取り入れることは、栄養価が高く抗酸化作用のあるリコピンを効率よく摂取でき、腸の働きを促進して便秘予防にもなる素晴らしい習慣です。朝のフレッシュなトマトはビタミンCやカリウムが豊富で、オリーブオイルなどと合わせることでβ-カロテンやリコピンの体内吸収率もグンとアップします。

忙しい朝に簡単に取り入れられて、健康的な毎日をサポートしてくれるトマト。朝食にぜひ加えて、爽やかで元気な1日のスタートを切ってみませんか?


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。