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『ストレス』を遠ざける → 管理栄養士が教える、“体が喜ぶ”食べ物…大豆、ナッツ、そして“意外なもう1つ”は?

  • 2025.10.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

現代人にとって避けられないストレス。その影響は心だけでなく、体の健康までも脅かします。そんな時、「食べることでストレスを遠ざけられたら…」と期待せずにはいられませんよね。管理栄養士が注目するのは、体が本当に喜ぶ食材の数々。大豆、ナッツはよく知られていますが、それだけじゃないんです。

今回は、“意外なもう1つ”の食材も含めて、ストレスに負けない体づくりの秘密をたっぷりご紹介します。

ストレスに強い体は食事から!大豆とナッツがもたらす嬉しい効果

ストレスが多いと感じる時、体はビタミンやミネラルなどの栄養素を多く消費しやすくなると言われています。特に神経やホルモンのバランスを保つために必要な栄養素が不足すると、気分の不安定さや疲労感が増すことも。だからこそ、栄養バランスを整える食事は心身の健康に欠かせません。

まず注目されるのは大豆製品。大豆には豊富に含まれるイソフラボンのほか、良質なたんぱく質やビタミンB群が詰まっています。これらは神経伝達物質の生成を助け、ストレス緩和に役立つと言われています。また、ナッツ類(アーモンド、くるみなど)に多く含まれるビタミンEやマグネシウムは、抗酸化作用や神経の安定に効果的です。

これらの食材は、忙しくてストレスを抱える日々を送る私たちの味方となってくれるのです。

“意外なもう1つ”は『ほうれん草』だった

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

大豆やナッツに続いて、管理栄養士が薦めたいのがほうれん草です。意外に思われるかもしれませんが、ほうれん草に含まれる栄養素はストレス対策にぴったり。

ほうれん草はマグネシウム、ビタミンC、そして抗酸化物質のルテインを豊富に含み、これらは活性酸素の発生を抑えて細胞のダメージを減らしてくれます。特にマグネシウムは神経の興奮を鎮めてリラックス効果を高めるため、ストレスの多いときにこそ積極的に摂りたいミネラルです。

また、ビタミンCはストレス反応によって消費されやすい栄養素の1つ。ほうれん草を美味しく取り入れることで体内のビタミンCを補い、免疫機能の低下を予防する助けにもなります。ほうれん草を使ったスムージーやサラダは手軽で摂取しやすいのでおすすめです。

“体が喜ぶ”食材で今日からストレス撃退!

ここまで管理栄養士が注目する大豆、ナッツ、そしてほうれん草についてご紹介しました。

毎日の食事に少しずつ取り入れることで、心の安定や体の疲れに対抗する力が育まれます。例えば、朝食に納豆や豆腐を添え、間食はナッツ類にする、夕食にはほうれん草のおひたしや炒め物を加えるなど、簡単に実践できる工夫が効果的です。

もちろん、食事だけでストレスが全て解消できるわけではありませんが、健康的な食生活は心身両面の土台作りに欠かせません。少し意識して“体が本当に喜ぶ”食材を取り入れてみてはいかがでしょうか?


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。