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管理栄養士「一緒に食べて」 実は『アボカド』と相性の良い食べ物があった…組み合わせたい"食材"とは?

  • 2025.11.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーフードとしてすっかりおなじみのアボカド。クリーミーで濃厚な味わいはサラダやトースト、ディップなど幅広く楽しめますよね。でも、そのまま単独で食べるだけじゃもったいないかもしれません。実は管理栄養士の視点から見ると、アボカドと相性の良い食材というのがあるそうです。

今回は「アボカドと組み合わせると栄養のバランスがアップする食材」についてご紹介します。

アボカドにはどんな栄養がある?

まずはアボカドの栄養についてみていきましょう。アボカドは脂質が多いのが特徴的。ビタミンやミネラルもバランスよく含まれているため、注目されています。アボカドの脂質の中心は「不飽和脂肪酸」と呼ばれる種類で、なかでもオレイン酸が多く含まれていることが知られています。不飽和脂肪酸は植物油やナッツ類にも多く含まれるもので、健康的な食生活で注目されることが多い脂肪です。

そのほかにも、食物繊維が豊富に含まれていることも嬉しいポイントです。食物繊維は腸内環境の維持をサポートすると考えられている成分で、毎日の食事で意識して取り入れたい栄養です。さらにアボカドにはビタミンEやビタミンC、ビタミンB群が含まれるため、抗酸化作用や代謝を助ける役割があるとされています。

ミネラルではカリウムが豊富。カリウムは体の中のナトリウムバランスを調整しやすいと言われており、日々の健康管理に役立つかもしれません。カリウムは野菜や果物に多く含まれますが、アボカドは特に多い点が特徴的です。

栄養面での相乗効果にも注目!吸収率を助ける組み合わせとは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

そんなアボカドと相性がぴったりなのが「トマト」。味だけでなく、栄養面でもアボカドとトマトは一緒に摂るとよいとされています。

トマトにはリコピンと呼ばれる成分が含まれていて、脂溶性のため脂質と一緒に摂取することで体内への吸収率が高まると言われています。アボカドは良質な脂質を多く含むため、トマトのリコピンを効率よく取り込む助けになるのです。

シンプルな調理例としては、アボカドとトマトのカットサラダがあります。お好みの大きさに切ったアボカドとトマトをボウルに入れ、オリーブオイルとレモン汁、塩こしょうで和えるだけで完成です。また、トーストにアボカドを塗ってその上にトマトのスライスをのせ、黒こしょうをふるだけでも絶品の朝食になります。

相性の良い食材を摂取しよう

アボカドとトマトを一緒に食べると相性がよい理由には、味や食感だけでなく、栄養の吸収率を高める面など、いくつもの要素が関わっていることがわかりました。また、特別な調理はいらずサラダなどでも食べられるので毎日の食事にもとりいれやすいのは嬉しいポイントです。

ぜひ食材の相性を考えてメニューを考えてみてはいかがでしょうか。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。