1. トップ
  2. 「あと〇分で伺います」引越し直前の確認電話→依頼者「まだ新居に着いてなくて…」。耳を疑う“一言”が招く最悪の事態

「あと〇分で伺います」引越し直前の確認電話→依頼者「まだ新居に着いてなくて…」。耳を疑う“一言”が招く最悪の事態

  • 2025.10.28
undefined
出典:photoAC(写真はイメージです)

こんにちは。引っ越し・家財の集配をしているしーやんです。

引っ越しや家財の集配業務の現場では、思わぬ事態に遭遇することがあります。

今回は、引っ越しの荷物を配達しようとしたときの仰天エピソードをご紹介します。もうあのような、「まさか」な出来事には遭遇したくありません。

直前の電話でわかった“想定外の一言”

私たちの会社では、前日までに引っ越しの日にちと訪問する時間を2時間くらいの幅でお客さんに連絡し、当日、訪問する直前にもお客さんに電話を入れるのが決まりです。

「あと〇分ほどで伺います」と伝え、在宅の確認をします。作業をスムーズに進めるためです。

その日も同じように電話をかけましたが、返ってきたのは想定外の一言でした。

まだ新居に着いてなくて…

思わず耳を疑いました。前日にも訪問する時間を伝えていたし、私たちはすでにそのお客さんの引っ越し先に向け、前の現場を出発していたからです。

しかも、どれくらいで着きそうかと聞くと、1時間はかかるとの返答。

お客さんが新居に到着するまでの間に別の作業に行こうかとも考えましたが、エリアが離れていたり、時間指定されていたりで八方塞がり。

「そうなると今日の配達は難しいので、申し訳ありませんが、日を改めてお届けしてもよろしいでしょうか?」

そう伝えると、お客さまは少し戸惑いながらも「わかりました」と了承してくださいました。電話を切ると、胸をなで下ろしました。

再び鳴った電話

トラックで移動しながら、次のお客さんに電話をかけようとしたとき、再び電話が鳴りました。

「18時以降なら必ず家にいます。やっぱり今日中にお願いできませんか?今日届けてもらえないと生活できないので!」

お客さまの声は切実でした。

すでに別エリアに向かっていましたが、社内で他の稼働状況を確認したところ、お客さんの新居の近くで作業をしている別の班がいたので、連絡して荷物と書類を預けました。

そして、その班が夕方以降での配達を引き継いでくれたため、事なきを得ましたが、本来なら予定外なので、配達が日延べになってしまってもおかしくない出来事でした。

18時半過ぎに無事配達が完了したとの報告を聞いたときは、本当にほっとしました。

予定が狂うことで生じる影響

引っ越しは依頼主の時間、作業員の動線、トラックの配車…すべてが綿密に組み合わさることで成り立っています。

何か一つでも遅れるだけで、ドミノ倒しのように他の作業や多くの作業員に影響が及びます。

もしかしたら、お客様の中には『少しの遅れなら大丈夫だろう』とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、現場ではその“少し”が大きなズレになります。1時間も遅れれば次の現場も押し、作業が夜間にずれ込むこともあります。結果として、他のお客さんにも影響してしまうのです。

もし可能であれば、引っ越し当日は「作業員の到着予定の少し前には新居で待機する」ことを意識していただけると、私たちもより安全かつスムーズにお手伝いができます。

また、どうしても遅れる場合は、早めに連絡を入れるだけでトラブルはほとんど防げます。

作業員は限られた時間で、できるだけ多くの依頼やお客さんの声に応えようとしています。お客さんと作業員、お互いが状況を理解し合えば、無理のないスムーズな引っ越しが実現します。


ライター:しーやん

日本語教師をしながら、ライター業、引っ越し・家財の運搬業務をしております。現在は、鉄道、受付、テーマパークなど様々な業種で培った経験をもとに「正しい日本語で心に刺さる文章を」をモットーに執筆中。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】