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管理栄養士「今日から避けて」→実は『えのき』を劣化させているかも…意外とやりがちな“NG保存法”とは?

  • 2025.10.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーで手軽に手に入るえのき茸。お味噌汁や鍋もの、炒め物にと、いろいろな料理に使えてヘルシーだから重宝しますよね。でも、実は日常の何気ない保存方法がえのきの品質を劣化させてしまっているかもしれません。

この記事では、えのきをできるだけ長持ちさせ、風味や食感を損なわないために、避けたほうがいい保存方法と適切な扱い方についてご紹介します。

えのきの保存でありがちな間違いとは?

えのきは収穫後、鮮度が落ちるのが早いキノコの1つです。冷蔵庫で、買ったパックをそのままの状態で保存している方は多いでしょう。

しかし、密閉されたビニールなど湿気がたまりやすい状態で保存すると、えのきが水分を吸収してぬめりが出たり、カビが生える原因になります。

特に洗ってから保存するのは避けたほうがよいと言われています。つまり、「水分がついた状態で保管する」「買ってきた袋のまま保存する」というのはNGな保存法なのです。

正しいえのきの保存方法と気をつけたいポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、どうすればえのきを長持ちさせられるのでしょうか?

まず、買ってきたらできるだけパックから取り出し、汚れている場合は湿ったキッチンペーパーなどでさっと拭き取ります。このとき、えのきを洗わないことが重要です。そして、キッチンペーパーで包み、通気のよいポリ袋に入れて野菜室で保存するのがよいとされています。

こうすることでえのきの水分バランスを適度に保ち、風味や食感の劣化を抑えやすくなります。

また冷凍保存を活用してもよいでしょう。冷凍する場合は使いやすい長さに切り、軽くほぐしてから袋に入れて冷凍します。冷凍すると食感はやや変わることがありますが、調理に使う分には問題ない場合が多いです。冷凍保存の際は袋の空気をしっかり抜くことで冷凍焼けを防げるので、保存状態に注意しましょう。

鮮度だけでなく保存する時の状態も気をつけよう

えのきは、ついそのまま冷蔵庫に入れて保存しがち。しかし、水分に弱いため知らず知らずに劣化してしまう場合があります。購入後は袋から取り出しキッチンペーパーなどで水気を拭き取ってから保存するのがよいでしょう。

これらのちょっとしたポイントを押さえるだけで、いつものえのきがより美味しく、長く楽しめます。ぜひ今日からえのきの扱い方を見直してくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。