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管理栄養士「1日3個以上は避けて」→実は食べ過ぎに注意が必要な『ビタミンCたっぷりの果物』とは?

  • 2025.10.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「ビタミンC」は美容や健康に良いイメージがあり、果物などから手軽に摂れる栄養として積極的に採っている方も多いのではないでしょうか。しかし、管理栄養士からは「1日3個以上は避けて」と指摘する果物もあるのです。

この記事では、特に食べ過ぎに注意をしたほうがよい果物についてご紹介します。食べ過ぎるとどうなるのか、どんな点に気をつければよいのかをわかりやすく解説していきましょう。

驚きのビタミンC量とキウイを食べ過ぎるとどうなる?

管理栄養士が「1日3個以上は避けて」という果物、それは「キウイ」です。ではなぜ、キウイの食べ過ぎに気をつけるべきなのでしょうか。

キウイは、ビタミンCがとても豊富なフルーツで、グリーンキウイでは100g当たり71mg、ゴールドキウイでは100gあたり140mgのビタミンCを含んでおり、これはオレンジの約2倍です。そんな豊富なビタミンCは、美肌や疲労回復を期待する方にとって魅力的な栄養素です。また、キウイは食物繊維も豊富で、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。ただし、食べ過ぎてしまうと胃腸を刺激し、お腹がゆるくなる場合もあります。

さらに、キウイに含まれる「アクチニジン」という酵素は、たんぱく質を分解する性質があり、過剰摂取すると胃や腸の粘膜に刺激を与える可能性もあり、これにより胃もたれや下痢、口の中の違和感などを感じる人もいるようです。

キウイの食べ過ぎが気になる人へ気軽にできる工夫

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

キウイは栄養豊富で手軽に取り入れやすい果物ですが、食べ過ぎには注意が必要です。管理栄養士は「1日3個以上は控える」ことを推奨しています。

もし「キウイが好きでつい何個も食べてしまう」という方は、1日の目安量を決めておきましょう。また、食べるタイミングを決めることも有効です。例えば食事のデザートで1個、間食で1個と回数を制限することで、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

実はキウイを食べるタイミングによって、さまざまな効果が期待できます。キウイに含まれるビタミンCや食物繊維は、朝食とともに摂取することで、エネルギー供給をたすけ、腸の働きをサポートします。一方で、夜に食べることで抗酸化成分やセロトニン前駆体の働きにより、リラックス効果や睡眠の質の向上が期待されます。

キウイを楽しみながら健康的な習慣を身につけるために

ビタミンCをはじめ多くの栄養素を含むキウイは、日常の食生活に取り入れやすい果物のひとつです。ただし、適量をバランス良く摂ることがポイントとなります。管理栄養士がすすめる「1日3個以上は避ける」理由には、食べ過ぎによる胃腸への刺激やトラブルを防ぐためです。

これからも美味しくキウイを楽しみつつ、体調や食生活のバランスを意識して賢く取り入れてみてはいかがでしょうか?


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。