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管理栄養士「なるべく避けて」 ご飯を冷凍保存するときに避けたい…“NGなポイント”とは

  • 2025.9.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

忙しい毎日の中で、ご飯をまとめて炊いて冷凍保存することはとても便利ですよね。でも、ちょっとしたポイントを見落とすと、冷凍したご飯の味や食感が変わってしまうことも…。管理栄養士の視点から、「なるべく避けてほしい冷凍時のNGポイント」を紹介します!せっかくのご飯がパサパサになったり、不自然な匂いがしたりしないよう、保存や解凍時の注意点をしっかり押さえて、毎日の食卓をもっと楽しくしましょう。

冷凍するときに知っておきたい!ご飯の保存でやりがちな失敗とは?

ご飯を冷凍する際にありがちな失敗例は、冷ましすぎること。熱いうちに密閉容器やラップを閉じたらべちゃべちゃになってしまうのでは…心配になるかもしれませんが、冷ましている間に水分が飛び、食感がパサパサになってしまいます。

また、ご飯の保存期間にも注意が必要です。冷凍保存は長期間の保存に向いていますが、長くても1ヶ月以内に食べきるのが理想的。これを超えると、ご飯の風味が劣化しやすくなり、味や香りが落ちてしまいます。加えて、包材選びもポイントです。アルミホイルなど空気を遮断できない包材を使うと、酸化や乾燥の原因になります。冷凍用のラップや密閉保存袋を使うと安心です。

冷凍ご飯を美味しく保つコツ&管理栄養士が教える避けるべきポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、ご飯を美味しく冷凍するにはどうすれば良いのでしょうか?

まず、ご飯は熱いうちに1食分ずつ小分けにし、ラップで包みますなるべく薄く、ふんわりと包み込むように分けていきます。そのまま粗熱をとって、冷凍庫に入れます。できるだけ急速冷凍することが望ましいので、金属トレーに載せて冷凍庫に入れたり、冷蔵庫の急速冷凍モードを活用したりしましょう。

解凍時には、自然解凍や電子レンジの解凍機能を使わず、電子レンジの温め機能を使いましょう。自然解凍や電子レンジの解凍機能では、仕上がりがパサパサになってしまう可能性があります。

冷凍ご飯の保存法と解凍法をマスターしよう!

ご飯の冷凍保存はとても便利。しかし、熱いまま詰める、長期間保存しすぎる、大量に冷凍するなどのNGポイントを避けることが美味しさの鍵になります。管理栄養士の視点からは、「なるべく避けてほしいポイント」をしっかり守ることで、ご飯本来の味わいとふっくら感をキープできます。

今日からちょっとしたひと手間を加えて、冷凍保存を見直してみてはいかがでしょうか?


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。