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いつもの『牛丼』がカロリーオフに…管理栄養士が教える“3つのポイント”とは

  • 2025.9.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

忙しい時や疲れた時に手軽に食べられる“牛丼”。美味しくて満足感もある一方で、「カロリーが気になる…」という声も多いですよね。でも、ちょっとした工夫でいつもの牛丼をカロリーオフにできるなら嬉しいですよね。

この記事では、管理栄養士の視点から牛丼のカロリーを抑える3つのポイントをわかりやすくお伝えします。

牛丼のカロリーが気になる理由と管理のポイント

牛丼が人気の理由は、ジューシーな牛肉と甘いタレ、ご飯の組み合わせのバランスの良さ。ですが、牛肉の脂身や甘いタレ、ご飯の量によってはカロリーや糖質が高めになってしまうことがあります。一般的な並盛の牛丼では、700~800kcal前後で、場合によってはコンビニ弁当以上のカロリーになることもあります。特にダイエット中や健康管理を意識している方にとっては気になるポイントでしょう。

なぜカロリーが高くなりやすいかというと、「牛肉に含まれる脂肪分」「甘辛いタレに含まれる砂糖」「大盛りご飯の炭水化物量」が主な原因です。これらを調整することができれば、牛丼もより健康的に楽しめます。

管理栄養士が推奨するのは、“素材の選び方”“調理法の工夫”“食べる量の調整”の3つ。簡単にできるポイントで、無理なくカロリーオフを叶えていきましょう。

毎日の牛丼がヘルシーになる3つの実践ポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ここからは具体的にどんな工夫がカロリーオフに効果的かをご紹介します。

1、牛肉は赤や脂身が控えめな部位を選ぶ

牛丼に使う牛肉は、部位によって脂肪の量が大きく異なります。脂肪分の多いバラ肉よりも、肩肉やもも肉といった赤身の多い部位を選ぶと、カロリーを抑えながらもしっかりとした食べ応えが楽しめます。赤身肉はタンパク質が豊富で、噛み応えもあるため満足感を得やすいのもポイントです。

2、砂糖控えめのタレや低カロリー調味料に工夫

甘辛い牛丼のタレは、砂糖やみりんを多く使用していることが多く、高カロリーになりがちです。

家庭で作る場合は砂糖の量を減らし、だしの旨味を効かせて調味料の量を抑えるのがおすすめ。また、市販品なら「糖質オフ」「低カロリー」表示がある調味料を選びましょう。これでタレのカロリーをオフすることも可能です。

3、ご飯の量を見直し、野菜をプラス

最後はご飯の量と組み合わせの話。ご飯は主な糖質源なので、量を少し減らすだけでもカロリーカットにつながります。並盛250gを200g程度に減らすだけで、役80kcalほどの節約に。さらにその分、彩り豊かな温野菜や生野菜をトッピングすると満腹感が増して、満足度はダウンしません。食物繊維が増え、血糖値の急上昇も抑えられるので健康にも嬉しい効果が。キャベツや小松菜、もやしなど手軽に用意できる野菜が狙い目です。

上手にカロリーコントロール!

たった3つのポイントで、いつもの牛丼がヘルシーに生まれ変わります。無理にガマンするのではなく、小さな工夫で日々の食事を健康的に楽しめるのが嬉しいですね。

さらに、牛丼チェーン店やコンビニでも「糖質控えめメニュー」「サイドにサラダ」でバランス良く選べる商品が増えていますので、活用するのも一つの手。カロリーオフの牛丼なら、ダイエット中でも満足して美味しく食べられるので、食事ストレスも減らせますよ。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。