1. トップ
  2. プロが教える!これだけで変わる…料理がおいしくみえる『器の選び方』とは?【フードコーディネーター監修】

プロが教える!これだけで変わる…料理がおいしくみえる『器の選び方』とは?【フードコーディネーター監修】

  • 2025.9.12
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

おいしい料理を作ったのに、なんだか写真映えしない」「実物よりもイマイチに見える…」そんな経験はありませんか?料理の味はもちろん大事ですが、実は盛り付ける器ひとつで料理のおいしさや見た目の印象が大きく変わるんです。プロのフードコーディネーターも「料理と器の相性は切り離せない」と話すように、料理という絵の具を引き立てる器選びはまさに「料理をおいしくみせるパレット」のような存在です。

今回の記事では、料理上級者も納得の“器の選び方”のポイントをわかりやすく解説します。

料理が映える!器の色と形の重要ポイント

まず知っておきたいのは「器の色と形」が料理の印象に与える影響です。白い器は色彩を邪魔せず、食材の色を映えさせる万能アイテム。多くのお店やプロが採用しているのも納得ですよね。特に鮮やかな彩りの野菜やソースがある場合は、白っぽい器が料理本来の美しさを引き立ててくれます。

一方で、黒やダークカラーの器を使うと料理の色が引き締まってシックな印象を与えられます。赤みがかった魚や肉類は濃い色の器に載せるとメリハリがつき、一段とおしゃれに見えます。

また、丸型の器は親しみやすく、家庭料理との相性が抜群。角型や楕円型の器はモダンでスタイリッシュな雰囲気を演出します。盛り付けを引き立てるためには器の縁に余白をもたせるのがポイント。窮屈な印象にならず、料理が「主役」であることがしっかり伝わります。

素材や質感が与える料理の印象と使い分けのコツ

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

見た目だけでなく、器の素材も重要なポイント。陶器や磁器のしっとりとした質感は温かみのある家庭的な印象を与え、デザインによっては和食や洋食問わず使いやすい万能素材です。特に焼き物の温かみは、料理の温かさや素材の持ち味をより引き出してくれます。

一方、ガラスや透明の器は華やかさがあり、冷静の料理やデザートにぴったり。透明だからこそ料理の層や盛り付けの繊細な工夫が見えるので、目でも楽しめる演出になります。プラスチック製やメラミン製の軽い素材はアウトドアやカジュアルなシーンで活躍し、色や形のバリエーションが豊富なのも魅力です。

また、器の厚みによっても印象が変わるため、繊細な和食の一品には薄手の器が合いやすく、煮込み料理などはどっしりした厚みのある器がマッチしやすい傾向にあります。さらに素材の感触も料理の印象に影響を与え、ざらっとした素朴の質感は田舎料理や素朴な味わいを引き立てます。

器選びで料理をさらにおいしく!

料理をおいしくみせる器選びは、色・形・素材と質感のバランスがカギになります。白や淡色で彩りを引き立てたり、濃色でシックなアクセントを加えたり、料理内容やシーンに合わせて選ぶと驚くほど印象が変わります。さらに器の余白や質感にも注目すれば、盛り付けが一段と洗練された印象になりますよ。

ちょっとした器の選び方のコツを知ると、料理の見た目の印象は一段と映え、食卓を彩ってくれます。ぜひこれまでのポイントを参考に、お気に入りの器を見つけて、日々の料理をより楽しいものにしてくださいね!


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

undefined

フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。