1. トップ
  2. 実はトマトよりも『ミニトマト』のほうが栄養豊富だった…栄養を効率よく摂れる“食べ方”とは

実はトマトよりも『ミニトマト』のほうが栄養豊富だった…栄養を効率よく摂れる“食べ方”とは

  • 2025.9.11
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーやコンビニで手軽に手に入るミニトマト。かわいらしい見た目からサラダの彩り役と思いがちですが、実は普通のトマト以上に栄養が詰まっているってご存じでしたか?トマトとミニトマトには見た目以上の違いがあり、栄養価や健康効果が変わってくるんです。この記事では、ミニトマトがなぜ栄養豊富と言われるのか、栄養素の違いや効率よく栄養を摂るための食べ方までわかりやすく解説します。

ミニトマトの栄養価が高いってどういうこと?その秘密に迫る

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

まず、トマトとミニトマトの違いはサイズだけでなく、栄養成分にも差があることが注目されています。ミニトマトはトマトよりも小さいですが、その小さな果実にぎゅっと栄養が凝縮されているのが特徴です。特に注目したいのは「リコピン」と「ビタミンC」の含有量です。

リコピンはトマトの赤色の元となる成分で、抗酸化作用が強く、生活習慣病予防や美肌効果が期待されることで知られています。様々な研究から、ミニトマトは一般的なトマトよりもリコピンの含有量が高いことが報告されています。また、ビタミンCも免疫力を高めたり、疲労回復に役立つ栄養素ですが、これもミニトマトに多く含まれているのです。

このように同じトマト科でもミニトマトは「より濃縮された栄養の宝庫」として健康志向の人たちに注目されています。一方で、糖度も高めで食味も甘く、食べやすい点も人気の理由に挙げられます。

栄養価を逃さない!ミニトマトの美味しくて効果的な食べ方

ミニトマトの豊富な栄養を最大限に活かすにはどんな食べ方が良いのでしょう?実は、加熱や調理方法によって栄養の吸収率は変わります。代表的なリコピンは加熱で吸収が良くなるので、シンプルにグリルしたり炒めたりして食べるのがオススメです。一方で、熱に弱いビタミンCは生で食べるのが効果的なので、生食と加熱調理をうまく組み合わせるのがポイントです。

また、ミニトマトは皮ごと食べるのが栄養摂取の基本。皮には食物繊維やリコピンがぎゅっと詰まっています。皮が硬いと感じる場合は、軽く温めたり、マリネにしたりすると食べやすくなります。オリーブオイルと合わせると、脂溶性のリコピンの吸収がさらにアップしますよ。

そのほか、ミニトマトを使ったスムージーやサラダでは、他の野菜や果物と混ぜてバランスよく栄養を摂取するのもおすすめ。食物繊維やビタミン、ミネラルの相乗効果で健康効果がより高まります。手軽に取り入れられるうえ、味の変化も楽しめるので、飽きずに続けやすいのもうれしいメリットです。

健康と美味しさを両取り!ミニトマトをもっと楽しもう

ミニトマトは普通のトマト以上に栄養価が高く、、しかも日常の食事に取り入れやすい食材です。ビタミンCやリコピン、カリウム、食物繊維など、健康や美容に嬉しい成分がギュッと詰まったミニトマトを、ぜひ生食と加熱調理を組み合わせながら上手に味わってみてください。

手軽に毎日の食事にプラスするだけで、体の調子や肌の調子が整いやすくなり、健康的な生活をサポートしてくれますよ。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。