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「劇場から悲鳴が上がったの初めて」想像を遥か上回る“濃厚シーン”に騒然…だけど「文句なしの大傑作」映画史に刻まれる名作

  • 2025.9.30

映画の世界には、人間の欲望や本能を真正面から描き出し、ときに観る者の価値観を揺さぶるような作品があります。そうした作品は、刺激的であると同時に、観る側にもある種の「覚悟」を求めてきます。

そこで今回は「覚悟して観るべきR指定作品」の第1弾として映画『娼年』(ファントム・フィルム)をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

映画『娼年』はどんな作品?

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映画『娼年』の女性限定上映会に出席した松坂桃李(C)SANKEI

作品名(配給):『娼年』(ファントム・フィルム)
公開日:2018年4月6日

『娼年』は2018年に公開された映画であり、本作品はメインキャストである松坂桃李さんが出演して大きな話題になりました。松坂桃李が出演することで話題になるとともに、公開後も過激なシーンが多いことで注目を浴びる作品となりました

主人公の大学生で娼夫として働く「森中領」を演じた松坂桃李さんの演技が非常に色っぽいことで、R指定作品として大人気映画となった『娼年』。本作は石田衣良さんの小説『娼年』が原作で、映画化の前には舞台化もされた人気作品です。

あらすじ

大学生活にも退屈を感じ、ただアルバイトに追われる無気力な日々を送る青年・リョウ。ある夜、バイト先のバーに現れたのは、中学時代の同級生でホストとして働くシンヤと、彼が連れてきた女性・御堂静香だった。

静香は秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」を経営するオーナーであり、恋愛や女性に関心を持たないリョウに「情熱の試験」を課す。やがてその才能を見込まれ、彼は“娼夫”としての仕事を始めることになる。

最初は戸惑いながらも、リョウは次第に女性たちが胸の奥に隠してきた欲望や葛藤に触れ、その深さに引き込まれていく。彼に身を委ねた女性たちは、抑え込んでいた自分を解放し、そしてリョウ自身もまた「性」という極限の領域で人間の真実に向き合っていくのだった。

「悲鳴が上がった」正統派俳優・松坂桃李の体を張った演技が話題に!

映画『娼年』は会員制ボーイズクラブで娼夫として働く大学生・森中領が主人公の作品。大学生活に退屈さを感じていた彼が、会員制ボーイズクラブで働くことをきっかけに様々な女性と出会い、娼夫の仕事の面白さに溺れていく様子が描かれています。

そもそも娼夫とは女性に性的サービスを提供してお金を得る男性のことであり、いわゆる水商売のことを指します。そのため、生々しい描写が多く描かれており、その過激さは悲鳴をあげるほどだとか。SNSでは「劇場から悲鳴が上がったの初めて」という声も見られました。

SNSでは「過激シーンばかり」「こんな生々しいとは思ってもなかった」などの声が多数投稿されており、本作品において過激描写は記憶の残るシーンだったということでしょう。一方で「生々しさと上品さが見事に両立している作品」「ちゃんと文学だった、松坂桃李が文学だった「文句なしの大傑作」といった濃厚シーンを称賛する声も多く、松坂桃李さんの演技力が評価されていることがわかります。

体を張った演技に挑戦した松坂桃李さん。それまではいわゆる好青年役が多く、人気俳優として名を馳せてきました。しかし、今回の作品で今までと違った役柄を演じることとなり、一皮剥けた姿を披露し話題を集めました。

なんでも、撮影中は1ヶ月ほどホテル住まいをして役と向き合ったのだとか。当時の心境を、デジタルメディア@BAILA内のインタビューで次のように語っています。

撮影中は作品から気持ちを切り離さないために、1カ月くらいホテル住まいをしていたんです。体力はもちろんメンタルも極限状態。遠慮なく言うと地獄のような日々でした(笑)。『明日隕石落ちないかな』なんて不謹慎なことを、毎晩思ってましたね出典:『限界までセックスと向き合った【娼年・松坂桃李】の激白』(@BAILA)2018.4.9 更新2019.10.7

映画公開後も注目を浴びた映画『娼年』ですが、U-NEXTの2018年度年間ランキング1位を獲得し、今でも多くの方に愛される作品となっています。

映画『娼年』をぜひご覧ください!

今回は2018年に公開された映画『娼年』をご紹介しました。過激なシーンの多い本作は、公開時大きく話題になりました。ストーリーを感じさせる繊細な描写に心動かされる作品として、長く愛されている作品です。まだ観たことがないという方、本記事を読んで気になったという方はぜひ視聴してみてください。


※記事は執筆時点の情報です。