1. トップ
  2. 「驚くほど生々しい」「吐きそうになった」“救いようのない展開”に視聴者絶句…だけど「間違いなく大傑作」“圧巻の快演”光る名映画

「驚くほど生々しい」「吐きそうになった」“救いようのない展開”に視聴者絶句…だけど「間違いなく大傑作」“圧巻の快演”光る名映画

  • 2025.9.9

映画鑑賞の醍醐味は、必ずしも爽快感や感動だけではありません。なかには観終わった後、心にずっしりと重い何かを残し、なんとも言えない複雑な気持ちにさせる作品が存在します。今回は、そんな“後味が悪い”邦画5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2023年公開の映画『市子』(ハピネットファントム・スタジオ)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“後味が悪い”邦画『市子』

undefined
映画『市子』先行上映会に登壇した杉咲花(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『市子』(ハピネットファントム・スタジオ)
  • 公開日:2023年12月8日

あらすじ

戸田彬弘監督が主宰する「劇団チーズtheater」が上演した舞台『川辺市子のために』を、戸田さんと上村奈帆さんとの共同脚本で映画化。

川辺市子(杉咲花)は、恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズされた翌日、忽然と姿を消してしまいました。3年間、共に穏やかに暮らしてきた彼女の突然の失踪に、長谷川は途方に暮れます。

やがて、市子を捜す刑事・後藤修治(宇野祥平)や高校時代の同級生・北秀和(森永悠希)らから話を聞くなかで、長谷川は市子がこれまで名前を変え、嘘の人生を歩んできたことを知ります。長谷川は市子の行方を追い求め、彼女が残した一枚の写真を頼りに、謎に包まれた過去を辿り始めます。それは、市子の壮絶な半生を知る旅の始まりでした―。

映画『市子』の見どころ※ネタバレあり

映画『市子』は、観る者の心に深く、そして重く爪痕を残す作品として評価されています。主人公・市子が直面する、あまりに不条理で救いのない展開は、観終わった後に一種の虚無感をもたらすかもしれません。その市子の壮絶な半生に、SNSでは「話が進むにつれて観る元気が無くなっていく映画」「驚くほど生々しい」「吐きそうになった」など、後味の悪さを感じた方も少なくありませんでした。

一方で、主演の杉咲花さんと長谷川役を演じた若葉竜也さんの圧巻の演技は見どころです。生きるために必死にもがく市子の鬼気迫る姿を杉咲さんが見事に体現し、そんな彼女を想い葛藤する長谷川の繊細な感情を若葉さんが丁寧かつリアルに表現しています。2人の魂がぶつかり合うような演技に対し、作品を視聴した方からは「演技が本当にすばらしくて圧巻だった」「2人の演技が物凄い」「キャストの演技が抜群」「間違いなく大傑作」など絶賛するコメントが多く寄せられていました。

女優・杉咲花の“唯一無二”の魅力

映画『市子』にて、“第47回日本アカデミー賞”の優秀主演女優賞を獲得した杉咲花さん。川辺市子の笑顔の裏に隠された痛みや生きるためのしたたかさ、そして危うさを見事に表現し、観る者の心を激しく揺さぶる圧巻の演技を披露しました。ハマり役となった杉咲さんのキャスティングについて、“バックヤード・コム”でのインタビューで戸田彬弘監督が杉咲さんへの熱烈な想いを語っています。

『おちょやん』のような陽のヒロインを素敵に演じているあの杉咲さんが急に引力のある目をされているのが素晴らしく、この振り幅こそ市子を演じるにふさわしいと思い、プロデューサーにお願いして手紙を送らせていただきました出典:『杉咲花&戸田監督が語る映画『市子』への思い「追いかけても追いかけても彼女のことがわからない」』バックヤード・コム 2023年12月7日配信

2020年度後期に放送されたNHK連続テレビ小説『おちょやん』でヒロインを演じた杉咲さんは、“大阪のお母さん”と慕われた女優・竹井千代役に抜擢。前向きで明るく、親しみやすい役柄を好演した杉咲さんですが、戸田監督はその奥に潜む陰の演技に目を付けたようです。杉咲さんの光と影の振り幅の大きさこそが、複雑な市子というキャラクターを体現できる唯一の女優だと確信し、異例ともいえる手紙でのオファーに至りました。

まだ映画『市子』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“嘘を重ねた女性の悲しく壮絶な物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です


【体験談募集】結婚式当日に「ブス子はどこ行った!?」実姉からの罵声の嵐に「コイツは許さん」【2分で完了/匿名OK】