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豆乳は『朝』『夜』どっちが正解?→実は“ベストなタイミング”があった…知られざる効果とは?【管理栄養士が監修】

  • 2025.9.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

健康や美容のために人気の豆乳。でも、「豆乳って朝に飲むのがいいの?それとも夜?」と疑問に思ったことはありませんか?スーパーやコンビニでよく目にする豆乳ですが、その摂るタイミングで効果が変わるって知っていましたか?今回はそんな「豆乳を飲むベストなタイミング」に注目。朝と夜、それぞれのメリットや注意点を管理栄養士の知見をもとに分かりやすく解説していきます。あなたの毎日の豆乳習慣を、より効果的に変えてみませんか?

豆乳の魅力を引き出す!朝飲むメリットと夜飲むメリットをチェック

豆乳は大豆イソフラボンをはじめ、ビタミン、ミネラル、たんぱく質など栄養バランスが優れていることでおなじみ。まずは、朝に飲む場合と夜に飲む場合のそれぞれのメリットを整理してみましょう。

朝に豆乳を飲むメリット

  • 豆乳に含まれるタンパク質やビタミンB群がエネルギー代謝を促進!仕事や勉強のパフォーマンスアップに期待。
  • イソフラボンが血流促進を助けて、代謝を活性化。血液をサラサラにして、「冷え」を改善。
  • 低脂肪の豆乳は、胃に優しく消化もスムーズで朝食にぴったり。

夜に豆乳を飲むメリット

  • 豆乳に含まれるトリプトファンという成分が、快眠をサポートしやすくリラックス効果に寄与。
  • 女性ホルモン様作用のあるイソフラボンが、就寝中のホルモンバランスを整える手助けをする可能性あり。
  • 寝る前に飲むと不足しがちなたんぱく質補給になるため、肌や髪の健康維持にも役立つ。

豆乳は朝に飲んでも夜に飲んでも、摂り入れる目的に応じてメリットがあることが分かります。だからこそ、自分の生活スタイルや健康目的に合わせて取り入れるのがベストです。

どちらがベスト?豆乳のタイミングを選ぶコツと気を付けたいポイント

では、朝か夜か、どちらのタイミングがより適しているのでしょうか?実際には、摂りたい効果や生活リズムによって変わってきます。

朝飲むならこんな人におすすめ

  • 朝の忙しさで食事がしっかり摂れない方。豆乳で手軽に栄養補給を。
  • 運動を朝に行う人。筋肉の回復に重要なたんぱく質を効率的に補えます。
  • 日中の集中力や代謝アップを図りたい方。

夜飲むならこんな人におすすめ

  • 寝つきが悪い、睡眠の質を高めたい方。トリプトファンの助けでリラックス効果に期待。
  • 日中のタンパク質摂取が不足しがちな方。
  • 肌・髪の再生を促したい美容意識が高い方。

とはいえ、豆乳には人によってはアレルギーや消化不良を起こすリスクもあるので、初めての方や体調に変化があった場合は注意しましょう。また、豆乳の種類や添加物の有無で味や吸収度も変わるため、無糖無添加のものを選ぶのがおすすめ。就寝前の豆乳はカフェインを含まないので安心ですが、冷たいままだと胃がびっくりすることもあるので常温や温めて飲むのがベターです。

豆乳の効果を最大化する秘訣は?日々の習慣に取り入れるポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

豆乳の良さをしっかり活かすためには、タイミング以外にも少し意識したいポイントがあります。まずは「続けやすいこと」。朝の習慣にするなら、飲みやすい味付けや温度を工夫。豆乳+フルーツで豆乳スムージーとして取り入れるのもおすすめです。

夜飲む人は、ホット豆乳にして体を温めるとリラックス効果がさらにアップ。寝る前30分から1時間ほど前に飲むのが理想的です。また、質の良い睡眠のためには過剰な量は避け、適量(200ml程度)を守ることが大切です。

なお、豆乳の中に含まれる「レシチン」や「サポニン」も注目の成分。レシチンは脂肪の代謝に役立ち、サポニンは抗酸化作用を持つため、健康・美容を総合的にサポートします。これらの成分は新鮮で良質な豆乳に多く含まれるため、選ぶ商品の品質にもこだわるといいでしょう。

豆乳は朝でも夜でもあなたの生活に合わせて賢く活用を!

豆乳は朝に飲むことでエネルギー補給と集中力アップに、夜に飲むとリラックス効果と睡眠の質向上を期待できるまさに万能ドリンク。どちらのタイミングが正解というよりは、「自分の目的や生活リズムに合わせて選ぶこと」が一番大切です。初めての方は少量から始めてみて、体調に合わせて朝・夜のどちらか、あるいは両方で取り入れてみるのもいいでしょう。

また、無糖・無添加で良質な豆乳を選ぶこと、飲む時の温度や飲み過ぎに気を付けることで、豆乳の持つパワーを最大限に活用できます。ぜひ、あなたの毎日の健康習慣に豆乳を賢く取り入れてみてくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。