1. トップ
  2. 管理栄養士「今日からやめて」→実は『なめこ』の食感が台無しになっている…意外とやりがちな“NG行動”とは?

管理栄養士「今日からやめて」→実は『なめこ』の食感が台無しになっている…意外とやりがちな“NG行動”とは?

  • 2025.9.5
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

なめこをおいしく食べるために、何気なくやってしまいがちなこと、実は「それが台無しにしている」かもしれません。ぷるっとした食感と独特のツルツル感が人気のなめこは、和食の味噌汁や煮物の定番ですが、調理や保存のちょっとしたやり方で、その魅力が半減してしまうこともあるんです。知らず知らずのうちにやってしまっているNG行動とは一体なんでしょうか。

管理栄養士の視点から「今日からやめてほしいポイント」をまとめました。

なめこの栄養と健康効果

なめこはビタミンB群、食物繊維、ミネラルが豊富に含まれています。特に注目したいのが、食物繊維。なめこは、他のきのこ類と同様に、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を含んでいます。ただし、なめこは他のきのこ類に比べて、水溶性食物繊維の割合が高いのが大きな特徴です。なめこに含まれる水溶性食物繊維は、腸内環境を整えるのに役立ち、便秘解消や免疫力アップに効果的です。

さらに、なめこにはきのこ特有の多糖類であるβ-グルカンが豊富に含まれています。β-グルカンには免疫機能を高める作用があり、風邪や感染症の予防、さらには生活習慣病対策にも役立つとされています。

なめこをおいしく楽しむためのコツと具体策

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、なめこをおいしく食べるためにはどうすればよいのでしょうか。管理栄養士のアドバイスに基づくと、まず「洗いすぎ厳禁」。なめこは軽くサッと水で洗うか、汚れが気になる場合は湿らせたキッチンペーパーで優しく拭く程度で十分です。ぬめりは旨味や栄養があるため、落としすぎないのが大切です。

調理にあたっては、加熱はさっと行うのがポイント。なめこのぬめりを活かしつつ食感を保つために、味噌汁や煮物なら最後に入れて短時間で仕上げると良いでしょう。味噌汁であれば1分程度の加熱でOKですが、大きめのなめこはもう少し加熱したほうが安心でしょう。

なめこをおいしく食べるには、保存方法も大切です。基本は冷蔵庫で保存します。開封したなめこはラップなどで密閉して保存し、早めに使い切るようにしましょう。冷凍保存も可能ですが、解凍時に食感が変わることがあります。

なめこを最大限に活かすために

なめこのおいしさを台無しにするNG行動には、「洗いすぎ」「加熱しすぎ」があります。逆に、このポイントを守ることで、ぷるっとした食感と旨味たっぷりの味わいを楽しめるのです。新鮮ななめこを軽く洗い、調理は手早く行い、保存は冷蔵庫で適切に。

今日からはNG行動を避けて、なめこ本来の味わいと栄養を最大限活かす調理法を実践してみましょう。これで毎日の食事がもっと豊かになるはずです!


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。