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管理栄養士「避けてください」→実は“虫がわく”原因になっている…お米でやりがちな“NG保存法”とは?

  • 2025.9.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お米は日本の食卓に欠かせない主食ですが、その保存方法によっては、思わぬトラブルを招くことがあります。特に「虫がわく」という問題。どんなに良質なお米でも、正しく保存しなければ虫の発生源になりかねません。今回は、管理栄養士たちが「避けてください!」と教える、実は虫がわく原因となっている“NG保存法”について掘り下げていきます。

お米の「NG保存法」が虫の発生を招くことに…

お米の保存場所や方法について、「常温でおいておけば大丈夫」と思い込んでいませんか?実はこれが虫発生の原因のひとつなのです。お米は高温多湿を嫌いますが、つい炊飯器の近くやキッチンの隅など、暑く湿気のこもりやすい場所に置きがち。暑さと湿気は虫の繁殖に最適な環境となり、米を好む虫がわくことがあります。

さらに、お米の保存容器も重要。開封後の米袋をそのまま放置したり、通気性の良すぎる袋に入れて保存すると、虫が入り込む隙を与えてしまいます。逆に、密閉しすぎて湿気を閉じ込めてしまうケースも要注意です。

つまり、お米の保存については「場所」「容器」「期間」という3つの要素をバランス良く管理する必要があります。

正しい対策で虫からお米を守ろう

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ではどうすればお米を虫から守ることができるのでしょうか?

  • 直射日光や熱源を避けた涼しく乾燥した場所に置くこと
  • 湿度が低く、風通しの良い密閉容器を用いて保存すること
  • 開封後はできるだけ早く消費し、多く買いすぎないこと
  • 定期的に保存容器や周囲の清掃を行うこと
  • 長期保存する場合は冷凍庫保存も効果的(虫の活動を抑えられるため)
  • 高温多湿の季節は冷蔵庫の野菜室保存が理想的
  • 唐辛子の活用(虫が嫌いな成分がはいっているため)

こうした対策を日々実践することで、虫の発生を効果的に防ぐことができます。また、米につく虫には基本的に毒はありません。誤って食べてしまっても、健康上の問題はほとんどないといえますが、できるだけ対策をするのがよいでしょう。

今日からできる対策を実践しよう

なぜか虫がわいてしまう…という悩みを抱えている人は、今回ご紹介した虫がわく原因になるNG保存方法を避け、涼しく乾燥した場所で密閉容器に入れて管理してみましょう。また、適正な量を購入し使い切る意識も重要です。冷凍保存の活用も賢い選択肢のひとつです。

また、今まで虫がわいたことがなくてもNGである保存法をしている人は今日から保存法を改善し、お米を虫から守りましょう。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。