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美しい景観を独り占め。極上のサウナを味わう北海道での癒やしの時間【2泊3日 ウェルネスの旅】

  • 2025.8.7

森に囲まれた稀有な景観の中で、自分を解放するサウナ旅

雄大な自然と共存する北の地にて、総面積約9万haという広大な敷地を誇る阿寒摩周国立公園。摩周湖や屈斜路湖といった原始的風景を残す湖をはじめ、立ち上る噴煙と黄色に染まった山肌が壮観な硫黄山、アイヌの歴史を残したコタン（集落）など、多くの見どころが存在する北海道でも人気エリアだ。いまだ手付かずの自然さえ残るその地にTAPKOPはある。

一日一組限定のプライベートヴィラという贅沢な空間で、澄んだ空気の中にはラグジュアリーな静寂が広がっている。そこで味わうサウナが今回の旅の目的だ。

優雅に楽しむ貸し切りサウナ

まずはバスルームへ。針葉樹の色合いをイメージしたという空間は、非常に落ち着く場所となっている。4種の薬草をブレンドした薬草風呂で身を清めると、澱を溜め込んだ体がふっと軽くなっていくようだ。自由に薬草を追加できるのもうれしい。

佐賀から取り寄せた味噌樽を使用している巨大な樽の露天風呂も見逃せない。森の静寂を感じながら心を無にし、ただただ贅沢な時間を堪能する。

体が芯から温まったら、いよいよサウナへと向かう。広々としたサウナ室内から漂ってくるのはレッドシダーの爽やかな香り。アイヌ文様のオブジェが飾られた室内は、とても居心地がいい。プライベートサウナなので、横になったり同行者と会話を楽しんだり、セルフロウリュをしたりと自由に過ごせるのも魅力だ。HARVIA製の立派なサウナストーブは非常に頼もしい。

ミネラルたっぷりの湧き水風呂

芯から温まった後の水風呂は釧路川源流から汲み上げた地下水で、10℃〜12℃でピリリと冷たい。熱気を含んだ体が冷やされる瞬間の心地よさは忘れられない。

外のデッキで仕上げの外気浴をすると、自分と外界の境界線が曖昧になるような感覚─。まさに究極のととのいだ。自然に囲まれた唯一無二の環境でととのう体験は格別といってもいい。

日常では考えられないほどスローに流れる時間の中で、都会の喧騒に疲れた心と体が浄化されていくよう。そんな特別な体験を求める人は、ぜひ足を運んでみて。

TAPKOP

北海道川上郡弟子屈町字屈斜路181

https://tapkop.com

Editor: Misaki Kawatsu

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