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3人の愛用者に聞く。リーディンググラスの嗜み方

  • 2025.8.9
〈IZIPIZI〉リーディンググラス、〈アヤメ〉リーディンググラス、〈グローブスペックス〉リーディンググラス

なくてはならないお洒落の必需品になりました

中根吉浩(〈ノア〉ジャパン ディレクター)

「これは2本目として購入した〈アヤメ〉のリーディンググラスでとても気に入っています」と言う中根吉浩さんの愛用品はゴールドフレームの一本。トレードマークの金髪とも相性が抜群だ。

「リーディンググラスはちょっとネガティブな印象があるのかもしれませんが、僕は身に着けられるアクセサリーが一つ増えた感じでポジティブに使っています」と話す通り、〈モンベル〉のグラスコードと相まってスタイリングのポイントになっている。

「普段はぶら下げていますが、満員電車では、危ないので頭の上にのっけるのが定番のスタイルなんです(笑)」

〈アヤメ〉リーディンググラス
愛用しているのは、趣味のサーフィン仲間でもある今泉悠さんがデザインを手がける〈アヤメ〉のゴールドフレームモデル。
〈モンベル〉のグラスコード
グリーンの〈モンベル〉のグラスコードでぶら下げるスタイル。自身のワードローブでもグリーンが多いとのことで相性もいい。
〈ノア〉ジャパン ディレクター・中根吉浩
リーディンググラスを掛けながら〈Select by Baycrew's〉のディスプレイ作業中の中根さん。

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中根吉浩(〈ノア〉ジャパン ディレクター)

なかね・よしひろ/1974年愛知県生まれ。セレクトショップのPRやディレクターを経て、現在はNYのブランド〈ノア〉のジャパン ディレクターとして活躍。ベイクルーズのコーポレートPRも兼務する。

お洒落の一環として、自分だけの一本を楽しんでもらいたい

岡田哲哉(〈グローブスペックス〉代表)

「もともと近視なので遠近両用のレンズを使っています」と話すのは、世界のアイウェアを取り扱う〈グローブスペックス〉代表の岡田哲哉さん。

「遠近両用眼鏡でもリーディンググラスでも、一番注意しなければならないのが紛失(笑)。僕はその対策にシルバーのグラスホルダーを使っています」と岡田さんの胸元にはアメリカ発〈LA LOOP〉のグラスホルダーが。実はこれ、岡田さんが愛用しているのを知ったブランド側が“THE OKADA”と名づけた代物だ。

「リーディンググラスも種類がさまざま。お店で試して自分に合う一本を選ぶのがいいですね」

〈グローブスペックス〉リーディンググラス
おすすめしてくれたのは鼻の先端側で着用するハーフアイフレーム(左、51,700円)と下側だけにレンズが付いたフレーム(右、51,700円)。
〈LA LOOP〉グラスホルダー
“THE OKADA”と名づけられたスターリングシルバーのグラスホルダー(184,000円)は岡田さんのトレードマーク。
〈グローブスペックス〉代表・岡田哲哉
愛用するのは、〈グローブスペックス〉の25周年記念に鼈甲(べっこう)で作製したScye SPECSモデル。446,050円。

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岡田哲哉(〈グローブスペックス〉代表)

おかだ・てつや/1959年生まれ。98年に〈グローブスペックス〉をオープン。イタリアで開催される眼鏡展で2017年に代官山店、18年に渋谷店が世界一の眼鏡店として「Bestore Award」を受賞。

リーディンググラスは、今の自分に絶対必要な新定番です

加賀美健(現代美術作家)

「リーディンググラスを使い始めたのは、2019年頃からかな。スマホが見にくくなったり絵を描きにくくなったりして必要に駆られて購入しました」。と加賀美健さんが見せてくれたのは、4本の愛用品。最初の1本から次第に度数が変わったことで追加購入し、結果的に+1.0と+1.5の2種類を使用している。

〈IZIPIZI〉リーディンググラス
加賀美さんが愛用しているのは、〈IZIPIZI〉や雑貨屋やアマゾンで購入したカラフルな4本。〈IZIPIZI〉は、2010年にパリで生まれたブランドで、デザインのバリエーションが豊富だ。

「なんとなくアトリエ用と自宅用として、なくさないように置いています。実は今でも視力はいいので、あくまでもリーディンググラスは日常生活と仕事用として使っているんです」と言いながら眼鏡を掛ける加賀美さん。ピンクやマーブルというベーシックカラーではない色のチョイスがいかにも彼らしい。

「お洒落アイテムかどうかわからないけど、今では自分の新定番アイテムとして手放せないですね」

現代美術作家・加賀美健

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加賀美健(現代美術作家)

かがみ・けん/1974年東京都生まれ。ドローイングや彫刻などユニークで独創的な作品を作り出す。自身が手がけるセレクトショップ〈ストレンジ・ストア〉ではオリジナルアイテムを販売中。

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