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私の父が他界すると夫「葬儀とか面倒。時間もったいない」友人と飲みに出かけ…激しく後悔する展開に!

  • 2025.8.11

現在、実父が闘病中の私。仕事終わりに病院へ父のお見舞いに行き、毎日お世話をしています。こんなときくらい夫に協力してもらいたいのですが、夫はまったく状況を理解してくれず……。

ごはんの支度をすることまで要求はしませんが、スーパーでお総菜を購入、あるいはデリバリーや外食でもいいので、自分のごはんくらいは用意してもらいたいのです。

しかし、夫はそれすら拒否。自分がラクできないので、私がお見舞いに行くこと自体いい顔をしません。

自分勝手で無神経。非常識な夫

父は余命宣告されており、もうあまり長くありません。医師から告げられ、私が落ち込んでいると、「だらだら長生きされて、お前も大変だな」と笑いながら言った夫。あまりに無神経な発言に、私は怒りが込み上げてきました。

父に残された時間が少なくなってきたので、夫にも会っておいてほしいと思い、一緒にお見舞いに行こうと誘った私。しかし、夫はそれすらも拒否。「義理の息子とよりも家族と過ごすほうがいいだろ」と言って夫はお見舞いに行こうとしません。夫も父にさんざんお世話になってきたのに、最期にきちんとあいさつもしてくれないなんて……。

そんなことがあった1週間後、父は天国に旅立ちました。私は偶然その場に居合わせることができ、看取ってあげられてよかったです。

翌日にお通夜を執り行うことになり、夫に連絡すると、「俺も行く必要ある? それって強制?」と言い出しました。会社を休み、通夜や葬儀に出席しなければならないことに対し、疑問を呈してきたのです。

まさかそんなことを言われるとは思ってもみませんでした……。

葬儀なんか自己満だと言う夫

そしてお通夜当日、文句を言いながらも参列した夫。しかし、その後、姿が見当たらなくなりました。私が「どこにいるの!?」と電話をかけると夫は、「え? 友だちと飲んでるけど」と言います。

明日は葬儀。飲み歩いている場合ではありません。しかし、夫は「俺はもういいだろ。今日は朝まで飲むから」と言って……。

「義父の葬儀とか面倒だろ?」
「その時間もったいない」
「お前だけ行ってこいよ」

ひどい言葉を投げつけてきた夫。私は、夫の気持ちを知って、とうとう心が決まりました。

「わかった、後悔しないでね?」
そう私に言われても、まったく動揺しない夫。「俺の親じゃないから、つらくないし、別に行かなくても後悔しない」と言います。

さらに、「通夜はお前から圧力をかけられて仕方なく行った」とぼやき、「葬儀なんか、生きている人たちの自己満だろ」と、吐き捨てるように言ったのです。次々と信じられない発言が飛び出し、私はあきれるしかありませんでした。

その後、夫不在で父の葬儀を終えて、バタバタと1週間が過ぎていき……。

ある日、帰宅した夫から慌てて「どこにいるんだ!?」と電話が。家に私の姿がなく、荷物もないと言います。実は、夫が仕事に行っている間に私は、引っ越しを済ませてしまいました。私はもう、家に帰るつもりもありません。夫に離婚を告げました。

どれだけ想像しても夫との未来は…

離婚と聞いてさらに慌てる夫。「葬儀に出なかったくらいでそこまで怒らなくてもいいだろ」と言います。確かに、父の葬儀に出席しなかったことが引き金にはなりましたが、今までの積み重ねによって導き出された結果です。

父とは話すことがない、思い入れもないと言っていた夫ですが、私たちが住んでいたマンションは父の所有物。管理費などの実費負担のみで住まわせてもらっていたのですが、夫はその恩すら感じていなかったわけです。

とにかくもう夫と一緒にいることが嫌だったので、私は家を出て実家に戻りましたが、夫にも、近いうちにあの家から出ていってもらいます。

私が病院に通うようになっても、まったく家のことをしてくれず、文句ばかり言っていた夫。共働きなのに、家事はすべて私の仕事でした。何度お願いしても、相談しても、断固拒否されてきたのです。

夫は「これからは家事をやるから考え直してほしい」と懇願してきましたが、私も断固拒否。どれだけ想像しても、明るい未来は想像できません。しかし夫は「やだ。離婚はやだ」の一点張り。仕方がないので弁護士に依頼し話し合うことに。

それからほどなくして、夫はしぶしぶ納得し、離婚が成立。夫は引っ越し先を見つけ、あの家からも出ていってくれました。これからは周りに迷惑をかけないよう、ひとりでしっかり生きていってほしいと思います。私は父を亡くし傷心している母に寄り添って、2人で助け合って明るい未来へ歩みを進めたいと思います。

◇ ◇ ◇

一度口にした言葉は取り消すことができません。父を亡くし落ち込んでいるときに、あれだけ無神経な言葉を浴びせられたら、離れたいと思ってしまっても無理はありません。夫婦のどちらかが苦しいとき、寄り添って、支えることがパートナーとしてのあるべき姿ではないでしょうか。一番つらいときに、離婚という大きな決断をしなければならなかった妻。きっと次の道は、明るい未来へ行き着くことでしょう。妻とお母さんの未来が明るいものとなるよう願っています。

【取材時期:2025年7月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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