「最もよく作る」家庭料理ランキング！3位：パスタ、2位：野菜炒め、堂々の1位は…？「夫婦ともに好き」「簡単でおいしい」

圧倒的1位は「カレーライス」

忙しい毎日の中でも、やっぱりホッとできるのが家のごはん。節約や健康を意識して自炊を続けている方は多いでしょうが、実際にどんな料理を作っているのでしょうか。NEXERとフジ産業が共同で行った調査から、興味深い結果が明らかになりました。

事前調査で「家で料理をする」と回答した全国の男女500人を対象にしたアンケートで、家でもっともよく作る料理の第1位に輝いたのは「カレーライス」でした。92票という圧倒的な支持を集めています。

回答者からは「作るのが簡単だから」「家にあるもので作れるし、みんな喜んで食べてくれるから」「野菜がたくさん入っていて身体に良いから」といった声が寄せられました。特に印象的だったのは「夫婦ともに好きだし、簡単で美味しい。具材を変えるだけで全然味わいが変わる、アレンジし放題」という30代女性のコメントです。

老若男女問わず好まれるカレーライスは、手軽さと栄養面の両方を兼ね備えた理想的な家庭料理と言えそうです。野菜のバリエーションも豊富に入れられ、煮込むので栄養を余すことなく摂取できるのも魅力の一つでしょう。

健康志向が強い2位「野菜炒め」

第2位は「野菜炒め」で79票を獲得しました。「簡単で栄養がとれるから」「いろんな野菜を一気に取ることができるし、作るのが簡単だから」「手っ取り早く栄養がとれるので」といった、健康面を重視したコメントが目立ちます。

また、「有機農家なので規格外野菜の大量消費になるので」という50代女性の回答からは、食材を無駄なく活用できる点も評価されていることが分かります。さっと炒めるだけで完成する時短メニューとしても重宝されているようです。

意外な理由で3位「パスタ」

第3位の「パスタ」（38票）では、興味深いコメントが見られました。「最近はパスタ麺の方が米より安いのもあるし、具材もそんなに使わずに簡単に作ることができるので」という50代女性の声からは、お米の価格高騰が家庭の食卓に影響を与えている現状が垣間見えます。

一方で「食材によっていろいろ作れて良いし、手軽においしい料理を作れるから」「満足のいく味に到達していないので、挑戦を続けている」といった、バリエーションの豊富さや料理の奥深さを楽しむ声もありました。

4位以下も手軽さが共通点

第4位「チャーハン」（33票）、第5位「唐揚げ」（28票）と続きました。

特に注目すべきは、上位の料理に共通する「簡単に作りやすい」「みんなが好き」「手軽に栄養がとれる」「飽きにくい」という特徴です。毎日の献立を考える大変さや、栄養バランスへの気配りが、料理選びに大きく影響していることが明らかになりました。

今回の調査結果は、現代の家庭における料理事情を如実に表しています。忙しい日常の中でも、家族の健康と満足を両立させたいという気持ちが、シンプルで栄養価の高い定番料理への回帰を促しているのかもしれません。

（LASISA編集部）