1. トップ
  2. そのやり方間違えているかも…管理栄養士が教える『ブロッコリー』の“間違った茹で方”とは【管理栄養士の監修】

そのやり方間違えているかも…管理栄養士が教える『ブロッコリー』の“間違った茹で方”とは【管理栄養士の監修】

  • 2025.8.23
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさんは、ブロッコリーを茹でるとき「ビタミンをなるべく残したいから」と、やさしくゆっくり茹でる方法を選んでいませんか?実は、それがかえって栄養素の流出や食感の悪化を招いてしまうケースがあるんです。管理栄養士の間でも「なるべく避けるべき」とされる、いわば“間違った茹で方”が存在しています。

今回は、毎日の食卓で大活躍のブロッコリーを健康的に、美味しくいただくために知っておきたい、その意外な茹で方のポイントと注意点をじっくり解説します!

ブロッコリーのNGな茹で方とは?

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

まず、ブロッコリーの持つビタミンCや葉酸、食物繊維などの栄養価の高さはよく知られていますが、その栄養を最大限活かすためには“茹で方”がとても大切です。多くの人がやりがちな間違いの1つは、「低温でじっくり茹でる」こと。この方法は、一見すると熱に弱いビタミンを守っているように思えますが、実はビタミンが水に溶け出す時間を長くしてしまうため、水溶性の栄養の損失が増えてしまいます。

さらに、ゆっくり茹でることでブロッコリーの色もくすみがちになり、食感も柔らかくなりすぎてしまいがち。結果的に見た目も味わいも劣化してしまうことも多いといわれています。

実際に効果バツグン!正しいブロッコリーの茹で方とは?

では、どのように茹でるのが正解なのでしょうか?管理栄養士の推奨するポイントは以下の通り。

  • たっぷりのお湯を沸騰させてから一気に入れる
  • 茹で時間は2〜3分程度に短く抑える
  • 茹でたら後は水につけずに冷ます
  • 水気はしっかり切ってから調理や盛り付けを

この方法は、湯の温度が高いことにより短時間で茹で上がり、栄養素の溶出を最小限に抑えられます。さらに、茹で過ぎると繊維が壊れてベチャっとしやすくなるため、時間がかかる茹で方は避けましょう。
鮮やかな緑色を維持したい時は、冷水にとると良いでしょう。食感もシャキッと仕上がります。

栄養の流出を避けたい場合は電子レンジでの過熱もおすすめですよ。

覚えておこう!ブロッコリーの栄養を逃さない茹で方のまとめ

ブロッコリーの茹で方について、管理栄養士が「なるべく避けてほしい」と指摘するのは、低温・長時間の茹で方や、ゆっくり加熱で栄養が水に溶け出す時間を長くしてしまう調理法です。かえって栄養とおいしさを損なう恐れがあります。

毎日の下ごしらえの方法を見直して、より美味しく食べるためのコツを試してみてくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。