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管理栄養士「なるべく避けて」→その方法間違えているかも…『とうもろこし』の“間違った茹で方”とは?

  • 2025.8.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

夏の味覚の代表格とも言える『とうもろこし』。ぷりっとした粒の甘みを楽しむために、茹でるだけでなく様々な調理法があります。ところが、何気なくやっている“茹で方”が、実はとうもろこしの美味しさや栄養を損なってしまうことも…。管理栄養士からは「なるべく避けてほしい」と言われる間違った茹で方があるのをご存知でしょうか?

この記事では、とうもろこしの正しい茹で方を知り、美味しく栄養たっぷりに楽しむポイントをわかりやすく解説します。

見落としがちな「間違った茹で方」

とうもろこしを茹でる際、多くの人がやってしまうNGポイントは、「皮を全て剥いてから茹でる」「長時間茹でる」の2つです。実はこれらの方法がとうもろこしの甘みを減らしたり、食感を悪くしたりする原因になることもあるのです。

例えば、皮を全て剥いてから茹でてしまうと、旨みが逃げやすく、食感が水っぽくなることも。また薄皮がラップのような役割を果たすので、電子レンジで調理するときも薄皮を2~3枚残した状態で温めるほうがよいでしょう。

また茹ですぎると甘みが逃げる原因にもなるので、茹ですぎも厳禁です。

管理栄養士おすすめ!美味しさを逃さないとうもろこしの"正しい茹で方"

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

とうもろこしは正しい茹で方をすることで甘みが引き出され、栄養も逃しにくくなることがわかっています。

できれば沸騰したお湯ではなく、水の状態からゆっくりと火を入れるとよいでしょう。とうもろこしに含まれるでんぷんが糖に変わることで甘さがより引き出されます。また、茹でる時間は5分~7分程度が適切。長時間茹でると粒が水分を吸ってやわらかくなりすぎ、甘みと食感が損なわれるからです。

とうもろこしにはビタミンB群や食物繊維、難消化性でんぷんが豊富に含まれており、過度な加熱を避ければほとんど損なわれません。気になる場合は電子レンジで調理するのがよいでしょう。

おいしさと栄養を両立!とうもろこしの茹で方を知って夏の食卓を楽しもう

旬のとうもろこしを美味しく、そしてヘルシーに楽しむためには、ちょっとした調理法の違いが大きな結果を生みます。次にとうもろこしを茹でる時は、今回ご紹介したポイントを思い出してぜひチャレンジしてみてくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。