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その洗い方NGかも…管理栄養士が教える『レタス』の“間違った洗い方”とは?【管理栄養士が監修】

  • 2025.8.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みずみずしくシャキシャキしたレタスは、サラダの定番。手軽に使える野菜ですが、実は「レタスの洗い方を間違えているかも?」という声が増えています。せっかくの新鮮な味や栄養も、間違った洗い方で台無しにしてしまうこともあるんです。管理栄養士も「なるべく避けてほしい洗い方」があるようです。今回は、日常的に行っているレタスの洗い方について見直しつつ、正しい方法を詳しくご紹介します。

知らないと損する!?洗い方の落とし穴

レタスは葉と葉の間に土や虫、農薬がついていることが多いので、しっかり洗うことが重要です。しかし、多くの人が間違いやすいのは包丁でカットした後「流水でざっと洗うだけ」というパターン。流水だけでは、表面の汚れはある程度落ちますが、葉の奥に入り込んだ汚れや虫までは十分に落とせません。また、水に浸けすぎたり、水の勢いが強すぎたりすると、逆にレタスの栄養素が流れ出す恐れがあります。

さらに、洗浄後の水切りが不十分で、保存中に水分が残ると傷みやすくなり、食中毒の原因にもなるため注意が必要です。栄養面でも、レタスに含まれるビタミンCや葉酸などの水溶性ビタミンは、長時間水にさらすと流れ出てしまうので、なるべく素早く洗い上げることが理想的な方法です。

管理栄養士が教える“レタスの正しい洗い方”とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では具体的にどう洗えば良いのでしょうか。

管理栄養士がすすめるのは、まずレタスの外葉を取り除き、1枚ずつ丁寧にはがすこと。葉の間に隠れている汚れを確実に落とすためです。その後、大きめのボウルに冷水をため、レタスを優しくゆすいで汚れを浮かせます。農薬が気になる場合は、野菜用の洗浄剤を使うことも効果的ですが、使う際は必ず製品の説明を守ってください。

洗浄後は、サラダスピナーやキッチンペーパーで水気を丁寧に取ることがポイント。余分な水分は雑菌の繁殖や味の劣化にもつながるため、購入後すぐに食べない場合は、しっかり水気を切りつつ冷蔵保存しましょう。これでシャキシャキ感も長持ちします。

また、レタスは購入直後に洗わず、使う直前に洗うことで鮮度を保てます。洗ってから保存すると、水分が葉に残ったままになりやすいため、鮮度低下の原因にもなるからです。

健康と美味しさを守るために

レタスは毎日の食卓に欠かせない野菜ですが、実は洗い方ひとつで鮮度や栄養、さらには安全性にも大きく差が出ます。流水でざっと洗うだけ、長時間水に浸ける、強くこすって傷めるなどの“間違った洗い方”はなるべく避けて、今回ご紹介したポイントを押さえましょう。

間違った洗い方は、気づかないうちに健康を損ねたり味を落としたりすることがあります。今日から正しい洗い方を実践してみてくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。