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缶詰の保存方法、間違えてない?→管理栄養士が教える『実はNGな保存方法』とは

  • 2025.8.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

生活に便利な缶詰。料理のストックや急な食事にもパッと使えて、とても役立ちますよね。でも、管理栄養士の視点から見ると「実はここが間違っている」というNG保存方法が結構あるんです。せっかくの缶詰の美味しさや栄養を守るために、普段何気なくやっている保存のやり方を見直しませんか?今日から簡単にできるポイントも合わせて紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

やってはいけないNGな保存方法…意外と知らない落とし穴とは?

缶詰はそのまま常温で長期間保存できる便利な食品ですが、実は保管環境によっては味や品質、さらには安全性に影響を与える場合があります。まず、缶詰を保存する際に気をつけたいのは「直射日光や高温」を避けること。意外に思われるかもしれませんが、温度変化が激しい場所に置くと缶の中身が傷む原因になるんです。

また、「開封後缶のまま冷蔵庫に入れる」方が多いと思いますが、これはおすすめできません。開封すると食品が空気に触れるため、酸化が進み、味の劣化も早まります。しかも、缶の金属部分が空気に触れたままだと、金属臭が移ったり、錆びやすくなったりすることもあるので要注意です。

正しく保管する方法とは

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、どのように保管するのがよいのでしょうか?

まずは置き場所について。例えば日当たりの良いキッチンカウンターに缶詰をまとめて置くのはNGです。夏場など特に缶が高温になり、食品の鮮度が落ちやすい状況をつくってしまいます。そのため、未開封の缶詰も直射日光が当たらず、温度変化の少ない涼しい場所で保管することが大切。食器棚の奥やパントリーの中など、温度が安定している場所を選びましょう。

また余ってしまった際などに、缶のままラップをかけて冷蔵庫に入れる方もいますが、ラップの密閉性は完璧ではなく、劣化を防ぐには不十分です

管理栄養士がおすすめするのは、開封後は別の密閉容器に移し替える方法です。保存容器に入れ替えることで、空気に触れにくくなり、冷蔵庫内でもより長く美味しさをキープできます。移し替えた容器には日付を記入しておくと、いつまでに食べるべきか把握しやすくなります。

もし缶に傷やへこみを見つけた場合は、慎重に中身をチェック。腐敗臭や液漏れがあれば絶対に食べずに処分してください。

缶詰の“正しい保存”を知って毎日の食卓をもっと安心&美味しく

缶詰は長期保存ができて便利な食品ですが、管理方法をちょっと見直すだけで味や安全性を大きく向上させることができます。保存の際は、直射日光や高温を避けることが大切です。特に、開封後は缶ごと保存せず密閉容器に移し替えること、そして缶の破損にも注意しましょう。

家にある缶詰の保存方法を今一度チェックしてみてくださいね。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。