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管理栄養士「今日からやめて」→実は『しめじ』を劣化させている…間違いがちな“NG保存法”とは?

  • 2025.8.24
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーでよく手に取るしめじ。手軽でおいしく、栄養価も高いので冷蔵庫に常備している方も多いですよね。でも、気づけばすぐにしんなりしたり、黒ずんでしまったり…。それはもしかすると、普段何気なくしている「保存の仕方」に原因があるかもしれません。管理栄養士も注目する、しめじを劣化させる意外なNG保存法とは?正しい保存法を知れば、おいしさも栄養もしっかりキープできます。この記事でムダにすることなく、賢くしめじを使い切るコツを学んでいきましょう。

知られざるしめじの痛みやすさとNG保存がもたらす劣化のメカニズム

しめじは鮮度が落ちやすいキノコのひとつです。キノコ自体、水分が多くて呼吸も盛んなので、保存状態が悪いとあっという間に劣化が進みます。よくやってしまう誤った保存方法として、購入時のパックのまま冷蔵庫に入れる方法があります。この方法は、しめじの劣化を早める原因となります。

例えば、パックのままだと通気性が弱いため、内部に水滴がたまりやすくなり、これが傷みやカビの原因になります。また、濡れた表面は菌が繁殖しやすい環境を生み出し、腐敗の進行を加速させます。これらを避けて保存する工夫が必要なのです。

おいしさ長持ち!しめじの正しい保存方法&おすすめ活用テクニック

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、どうすればしめじの鮮度を守れるのでしょうか?管理栄養士が推奨する方法は、購入後すぐにパックから取り出し、キッチンペーパーで包んでから保存袋や保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すること。こうすると余分な湿気を吸収しつつ通気性もある程度保たれ、鮮度が落ちにくくなります。また、保存期間も通常のパック保存より2~3日長持ちします。

しめじの石づきは取らず、そのままの状態でOKです。

また、冷凍保存もおすすめ。石づきを取り、軽くほぐして密閉できる袋に入れ、冷凍庫で保存すれば、風味や食感は多少変わりますが長期間使えて便利。調理の際は凍ったまま鍋やバター炒めに使えて、手軽にきのこメニューを楽しめます。

管理栄養士が伝えたい「しめじ保存の秘訣」まとめ

しめじは使いやすく栄養価も高い食材ですが、保存方法を間違えると劣化が早く、ムダにしてしまうこともあります。パックのまま冷蔵庫に入れるのは今日からやめて、新聞紙やキッチンペーパーで包み通気性を確保するのが基本。できれば根元を切って塊のまま保存し、もし凍らせるなら軽くほぐして冷凍すれば、いつでもおいしく活用できます。

賢く保存しておトクにおいしく、毎日の食卓にしめじを取り入れてみませんか?


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。