管理栄養士「なるべく避けて」→その洗い方間違えているかも…『水菜』の“間違った洗い方”とは？

2025.8.24

スーパーで手軽に買えて、鍋やサラダ、和え物に大活躍の「水菜」。シャキシャキとした食感と爽やかな風味で愛用している方も多いでしょう。しかし、実は日常的にやってしまいがちな水菜の洗い方が、味や食感を損ねているかもしれません。

管理栄養士の視点から「なるべく避けてほしい洗い方」について詳しく解説します。

最初に知っておきたい！水菜の栄養について

水菜はビタミンCやカルシウム、カリウムといった多様な栄養素を豊富に含む緑黄色野菜です。まず注目したいのがビタミンC。これは抗酸化作用があり、免疫力を高めたり、肌の健康をサポートしたりする効果があります。風邪予防や美肌ケアにも役立つため、特に寒い季節には積極的に摂りたい食材です。

また、カルシウムも多く含まれており、骨や歯の形成に欠かせません。さらにカリウムは体内の余分な塩分を排出して血圧を下げる働きがあり、高血圧予防に効果的とされています。

さらに食物繊維もたっぷりで、腸内環境を整え便秘予防に効果を発揮。ダイエット中の方や健康意識の高い方にとって、嬉しい栄養が満載です。

管理栄養士が教える“間違った洗い方”と“正しい洗い方”

水菜は根元に土や砂が付いていることが多いため、しっかり洗うことが重要です。しかし、ただ流水でさっと洗うだけでは、根元の汚れが落ちきらず、不快な食感や口に残る砂を感じることがあります。さらに、強く揉んだり葉を引っ張って洗うことで、葉が傷つきやすくなり、変色や傷みの原因になることも。

また、水菜を束のまま洗ってしまうと、根元の土がうまく流れず汚れが残りやすいため、注意が必要です。

管理栄養士がすすめる水菜の洗い方は、まず根元を薄く切り落として十字に切れ目を入れ、水を張ったボウルで根元と葉先をそれぞれふり洗いします。根元を洗った後は水を替えてから葉先を洗うのがポイントです。

さらに、水菜を洗った後にしっかり水分を切らずに保存すると、水分で傷みやすくなり、すぐに食べられなくなる可能性も。つまり正しい洗い方だけでなく、洗った後の扱いも重要と言えます。

手軽に実践！今日から変えたい水菜の洗い方

普段何気なく洗っているやり方が、実は間違えていたということがあるかもしれません。水菜はパッと見てキレイだと感じることが多いですが、土などが付着している場合があります。

今回紹介した管理栄養士のアドバイスを参考に、水菜の洗い方を一度見直してみませんか？

監修者：かきねキッチン小池三代子（Instagram／ブログ／X）

管理栄養士×保育士｜実務経験13年｜現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。