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【運動生理学者×脳科学者】健やかなボディが最高のお洒落に。40代の筋トレはメリットしかない!

  • 2025.7.30

ビジュアル変化の対策にはダイエットや美容医療も有効ですが、確実に衰える筋力を鍛え土台作りをすることが何よりも大切だと気づき始めた読者が多数。 40代こそ筋トレ! 専門家の先生にお話を伺いました。

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カラダに効く「筋トレ」

運動生理学者 谷本道哉先生

順天堂大学スポーツ健康科学部教授。運動生理学の研究者で、NHK番組『みんなで筋肉体操』の出演者として知られる。超高齢化社会の健康増進の取り組みにも力を注いでいる。

◇ 病気の予防、豊かな人生のために先延ばしにせず今、始めよう!

男女ともに筋細胞は50代頃から急激に減少し、特に女性は閉経を迎えると筋肉が落ちるので、その前から筋トレを始めることをお勧めします。筋トレは筋肉がつくだけではない。代謝機能の改善やホルモン作用などにより、糖尿病や癌、心疾患、認知症のリスクも下げる。当然、見た目の変化はメンタルにも好影響。女性が気にするお尻や二の腕は筋肉が落ちやすい部位ですが、体を支える重要な筋肉です。筋トレは着替えずとも、いつでもどこでもすぐできるので構えすぎずに。筋肉が張ってきたと感じられればできている証拠。あとはタンパク質の摂取を忘れずに。朝に足りていない女性が多いですが毎食20g以上が理想。筋力があれば生活の質も向上します。「明日から」は明日もやりません(笑)。今、思い立った時に5分でいいので習慣にしてほしいです。

心と脳に効く「筋トレ」

脳科学者・公認心理師 成田奈緒子先生

医学博士、文教大学教育学部特別支援教育専修教授。脳科学・生理学・心理学を融合した幅広い分野での研究や、主宰する「子育て科学アクシス」での臨床研究を精力的に行っている。

◇ 朝のながら筋トレだけでも幸せホルモン分泌に効果大!

朝、日光を浴びて軽くリズミカルに体を動かすと脳内のセロトニンの分泌量が増えストレスや悩みを軽減し気持ちも穏やかになり、一日が爽快に過ごせます。寝る前は緩やかなストレッチをすると副交感神経が活性化されリラックス効果を生み良質な睡眠が得られる。仕事の効率化にも繫がるでしょう。私も朝食を作りながら軽いスクワットをしたり、YouTubeの『ひなちゃんねる』で10分程度の運動をします。それだけで筋肉が覚醒し胃腸も動き出す。顔も筋肉なので表情筋を動かすのも効果的。ダルくて何もしたくない朝は寝たまま動かしたり。軽く筋肉に刺激を入れるとアクティブになれる。更年期に向けて体作りをすると、自律神経のバランスが乱れにくく心や体の不調も最小限に抑えられる。40代に筋トレは非常に大切なのです。

取材/小仲志帆 企画原案/秋本秋世さん(「STORY出張編集会議in麻布台ヒルズ」参加者) ※情報は2025年7月号掲載時のものです。

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