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データが明かす“夏休みの家庭崩壊危機 ” 親子の「密度のギャップ」がもたらす深刻ストレスの実態

  • 2025.7.25

66.2%が完全出社、家庭内に生まれる「密度のギャップ」

家庭内に生まれる「密度のギャップ」
家庭内に生まれる「密度のギャップ」

子育て中の家庭443人を対象とした調査で、驚くべき結果が判明しました。調査は、2025年6月下旬に、冷蔵の宅配食サービス『シェフの無添つくりおき』を運営するAIVICK(アイヴィック)が行ったもの。

それによるとリモートワークが普及したとされる現代でも、実に66.2%の親が「完全出社」で働いています。次に多いのが「出社中心・たまにリモート」の15.9%で、合わせると8割以上の親が日常的に家を空けている実態が浮かび上がりました。

この数字は、「親は不在、子は在宅」という食卓の分断が常態化していることを物語っています。家庭内で生まれる生活の「密度のギャップ」が、親の心と体をすり減らす要因となっているのです。

食事を外注したい理由、「時間不足」だけではなかった

調査で最も注目すべきは、夏休みに食事の外部サービスを利用したい理由として、「時間がない」に次いで「子どもが夏休みで家にいるから」が挙げられたことです。特に夫婦ともにフルタイム勤務の家庭では、30.7%が子どもの夏休みを理由に「外部サービスに頼りたい」と感じていることが分かりました。

単純な時間不足ではなく、子どもが家にいることそのものがストレス要因となっている現実が、数字として明確に表れています。働く親にとって、夏休みは喜ばしい期間である一方で、家庭の大きな負担となっているのです。

家庭から届いた切実な声

調査には、働く親たちの生々しい体験談が寄せられました。

定時が18時15分と遅い時間の親は、「軽く1時間残業でもした日には最寄駅のスーパーが閉店しており、買い物ができません。夏休み中は子どもがずっと家にいて、お腹が空いたからと冷蔵庫のものを勝手に食べてしまい、計画していた食事も用意できなくなるのが地味につらいです」と訴えています。

別の家庭では、「夏休み中、子どものお昼の準備を考えただけで憂鬱です。つい、お金を渡してパンを買わせたり、冷凍チャーハンや麺類などの手抜きが続いてしまい、罪悪感ばかり残ってしまいます」という声も聞かれます。

さらに深刻なケースでは、育休明けでフルタイム復帰した親が、「なかなか手が回らず、ストレスから突発性難聴に」なってしまったという報告もありました。

緊急支援として始まった夏休み応援企画

こうした現実を受けて、「シェフの無添つくりおき」では夏休み限定の割引キャンペーンを実施しています。管理栄養士とシェフが開発する無添加おかずを冷蔵で毎週配送するこのサービスは、合成保存料・化学調味料・着色料を使用せず、冷蔵のため温め時間も短縮できる特徴があります。

2025年7月8日から8月11日まで実施されるキャンペーンでは、初回特別価格と送料無料に加え、2回目以降に使える合計7000円分のクーポンが提供されています。

サービスを提供する企業は、「調理そのものの代行ではなく思考の余白をつくることを目指している」と説明し、「今日どうしよう」という家庭の心の負担を軽くする存在でありたいとしています。週に一度、考えなくていい日があることの積み重ねが、夏休みを乗り越える力になると信じているのです。

働く親にとって、夏休みは子どもの成長を見守る貴重な時間である一方で、日常とは異なる生活リズムへの適応が求められる期間でもあります。こうした支援サービスの存在が、家族みんなの笑顔につながる一助となることが期待されます。

(LASISA編集部)

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