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【MLB】最先端の技術が結集、24台超えのカメラで裁く超豪華な「リプレールーム」 公式が舞台裏動画を公開

  • 2025.7.18
マリナーズのJ.P.クロフォード(C)Getty Images
SPREAD : マリナーズのJ.P.クロフォード(C)Getty Images

MLB公式は9日(日本時間10日)、審判の判定に異議申し立てができる「チャレンジシステム」を支えるリプレールームの動画を公開。
ニューヨーク本部に設置された同ルームは、30人以上のスタッフが平均1分26秒で際どいプレーを裁く。圧倒的な規模と精度を誇るシステムの舞台裏が明かされた。

■もっとも判定が難しいプレーは……

MLBのビデオ判定「チャレンジシステム」は、2014年に導入された。監督は1試合に最大2回まで判定に異議申し立てができ、主審がニューヨークのMLB本部にあるリプレールームに連絡。勤務する審判員が映像を検証し、判定結果を主審へと伝える。
審判員はシーズン中、2~3週間の交代で同ルームに常時8人待機。最大15試合を監視する。1台の高所ホームカメラ、2台のバッターカメラ、ホームとアウェイの放送から提供される4台のスーパースローモーション、17台のアイソレーションカメラを使用。オペレーターが映像を操作し、スーパーバイザーが手順を管理、キャプテンが必要素材を全て提供するなど、時に30人以上のスタッフが役割を分担するという。1試合あたり平均0.59件のチャレンジが発生、検証時間は平均1分26秒を要するとのこと。
とりわけ際どいプレーでは号令が響き、多くのスタッフがモニター前に集結。ジェームス・ホイ審判員は「もっとも判定が難しいのは、本塁でのタッチプレーだ」と語る。公開された動画では、三塁走者が滑り込んだ際に右足がわずかに浮き、本塁ベースの真上を通過したプレーを紹介。判定がセーフからアウトへと覆っている。
最先端の技術を結集させたリプレールームの様子には、思わず目が奪われる。MLBが誇る屈指の技術力は一見の価値ありだ。

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