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「実は見落としているかも…」→本当に美味しい『ほうれん草』を見分ける、“究極のポイント”とは?【食のプロが解説】

  • 2025.8.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーや八百屋で「ほうれん草」を選ぶとき、皆さんは何を基準に選んでいますか?見た目の色や葉の大きさ、値段など様々なポイントがありますが、実は意外と見落としがちなポイントも多いんです。ほうれん草はただ新鮮そうに見えるだけではなく、食感や味わいに大きく差が出る野菜。食のプロが教える「本当においしいほうれん草の見分け方」を押さえておくと、毎日の食卓がぐっと豊かになりますよ。

知っておきたいほうれん草に含まれる栄養素とは?

まず、ほうれん草が持つ多彩な栄養について知っておきましょう。ほうれん草には、ビタミンAのもととなるβ-カロテンが豊富に含まれ、目や皮膚の健康維持に役立ちます。また、ビタミンCも食物中にしっかり含まれており、免疫力アップや美肌に効果的。これに加え、骨の形成や血液の健康に欠かせないカルシウム、貧血予防に役立つ鉄分もたっぷりで栄養バランスのとれた野菜です。

特に注目すべきは「葉酸」という成分で、これは妊娠期に欠かせない栄養として知られており、胎児の健康な発育をサポートします。さらに、抗酸化作用を持つルテインやゼアキサンチンも含まれ、これらが「老化予防」「目の健康に期待できる」などの「老化の原因とされる活性化酸素の除去」にも一役買っているんです。

せっかくなら新鮮で栄養たっぷりのほうれん草を選びたいですよね。次の章で選び方のコツをお伝えします。

プロが教える究極のチェックポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーで手に取ったとき、ほんの少しのチェックでおいしいほうれん草を見極められます。フードコーディネーターが教える究極のチェックポイントは以下の通りです。

  • 葉の色や状態:濃い緑で葉先がピンと張っているものを選びましょう。また、葉っぱ厚みがあるほうを選ぶのがベスト。
  • 茎の太さや固さ:太くて弾力性があるものを選びましょう。また根本に近い部分から葉が密集していてボリュームがあるものも良いでしょう
  • 根元の状態:赤みが強ければ甘みが強くなるため、なるべく赤いものを選びましょう。ただし乾いていてしなびているものは、鮮度が落ちているため早めに消費するのがおすすめです。

家庭で簡単にできるほうれん草料理の代表例といえば、おひたしやお味噌汁の具材、クリーム煮、そしてサラダ。手軽に食物繊維も摂取できるので、便秘予防にも役立ちますよ。また、料理だけでなくスムージーに入れて飲むことで、手軽に栄養素を取り入れられます。

知れば差がつく!おいしくて新鮮なほうれん草を選ぼう

ほうれん草は日常的に食べる野菜だからこそ、選び方のポイントを押さえることが大切です。

見た目の色だけに頼らず、葉の厚みや茎の状態、葉裏の様子といった細かなポイントまでチェックすることで、本当においしいほうれん草を見分けることができます。特に冬(11月~2月)の旬を意識すれば、甘みが増してより美味しく味わえます。新鮮なうちに食べることも忘れずに。

次にほうれん草を買うときは、ぜひ今回ご紹介したプロの視点を参考にして、最高に美味しいほうれん草を見つけてみてくださいね。


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

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フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。