朝は『サンドウィッチ』だけ…やっぱり栄養不足？！→管理栄養士が教える、朝食に加えるべき「プラス１品」とは？

忙しい朝、手軽に食べられるサンドウィッチだけで済ませていませんか？ぱぱっと準備できて美味しいけれど、朝食は1日の活力の源。実は、サンドウィッチだけの朝食は「栄養不足」のリスクがあることをご存知でしょうか。管理栄養士の観点から、朝に必要な栄養素が不足する理由や、朝食の内容を見直すメリット、そしてプラスすべき“もう1品”について詳しくお伝えします。これからの朝食選びにぜひ役立ててくださいね！

サンドウィッチだけだと何が足りない？

サンドウィッチはパンに野菜やたんぱく質が組み合わさり、一見バランスの良い朝食のように感じます。

しかし、実際には主に炭水化物が多く、特にビタミン、ミネラルが不足しやすいのが課題です。たとえば、パンの多くは精製された小麦粉が主原料で、食物繊維やビタミンB群は少なめ。サンドウィッチの具がハムやチーズなど加工食品に偏ると、塩分が多くなりがちで健康面の観点からも注意が必要です。

しかも、たんぱく質も動物性の加工品だけで済ますと、美容や免疫力維持に必須なビタミン・ミネラルが摂れず、朝から疲れやすくなったり集中力が低下したりすることも。さらには、食物繊維不足が腸内環境に悪影響をおよぼし、便秘や肌荒れの原因になることも分かっています。

管理栄養士がすすめる朝食の“プラス1品”はこれ！

栄養不足を防ぐために、管理栄養士が必ず勧めるのは「彩り豊かな生野菜や果物をプラスすること」。

生野菜ならビタミンCや食物繊維、抗酸化物質を手軽に摂取でき、果物はビタミン補給に加え、自然な甘みで朝の食欲もアップさせてくれます。たとえば、季節の果物などが理想的です。ただし、果物は糖分も多く含むため、とりすぎには注意が必要です。

また、ナッツ類を少量加えることで、良質な脂質やミネラルを補給でき、満腹感も得やすくなります。もし時間に余裕があれば、ゆで卵や豆腐などの植物性・動物性たんぱく質もプラスしてみましょう。こうした簡単な見直しだけで、1日の始まりに必要な栄養を摂取することができます。

朝食の質を見直して、快適な一日をつくろう！

朝食にサンドウィッチだけでは、長期的に見ると栄養不足に陥りやすいという事実がわかりました。管理栄養士のアドバイスにあるように、果物やたんぱく質をプラスすることで、バランスのとれた朝食を摂ることができるでしょう。

今日から「サンドウィッチ＋α」の朝食習慣を取り入れて、活力あふれる1日をスタートさせてみませんか？

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監修者：かきねキッチン 小池 三代子（Instagram／ブログ／X）

管理栄養士×保育士｜実務経験13年｜現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。